ドジャースの指揮官を務めるデーブ・ロバーツ監督は、『SportsNetLA』のインタビューで大谷翔平投手について言及。
昨季は右肘のトミー・ジョン手術、ワールドシリーズ優勝後には左肩の手術を受けたが、手術が来季のプレーにどのような影響を与えるのか語った。
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■「9月、10月にできるだけ強く、フレッシュな状態に」
手術の影響が懸念される大谷だが、ロバーツ監督は「攻撃力に影響はないと思う」とし、「投手として出場するので盗塁数は多少減ると思う」と見通した。
投球については、「9月から10月にかけて、彼をできるだけ強くフレッシュな状態にする必要がある。ショウヘイ、トレーニングスタッフ、ドクターらとたくさん話し合おうと思う」とし、トミー・ジョン手術から復帰する大谷の回復は急かさずに、来季のワールドシリーズに向けて、組織全体で管理していくと語った。
また、今オフに行った左肩手術については「左肩だったので、投球に影響しないと思う。そして、打撃は完全復活するだろう」と展望した。
大谷は10月26日(日本時間27日)に行われたワールドシリーズ第2戦で左肩を負傷。5日(日本時間6日)には左肩の手術を受けたことが発表され、6日(同7日)にドジャースのブランドン・ゴームズGMから「来年の春季キャンプには間に合う」とのコメントがあった。
ドジャースに移籍して1年目の大谷は、昨季2度目のトミー・ジョン手術を受けた影響で打者専念。今季159試合に出場して打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁、OPS1.036をマーク。
メジャー史上初の「50-50(50本塁打・50盗塁)」を達成し、ナ・リーグ本塁打王、打点王の二冠に輝く活躍ぶりで2年連続3度目の満票MVPを受賞した。来季からは再びマウンドに登り、二刀流を復活させる見通しだ。
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