メジャーリーグはストーブリーグを迎えており、各球団が来季に向けて戦力補強に動いている。そんななか、カージナルスからトレードの可能性が報じられているのがノーラン・アレナド内野手。三塁手としてゴールドグラブに10度輝いた実績を持つ33歳のベテランに対して、ワールドシリーズで世界一を争った2球団による争奪戦の動きが出てきている。
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■今季152試合も出場も成績は下降気味
アレナドはロッキーズ時代の2015、16、18年に本塁打王を獲得。シルバースラッガー賞に5度輝いた打撃に加えて三塁の守備にも定評があり、2013年からカージナルス移籍後の22年まで10年連続ゴールドグラブ賞に輝いた名手である。
2024年も152試合に出場したアレナドだが、打率.272、16本塁打、71打点と全盛期に比べると成績は下降気味。さらに、若手を積極的に起用したいカージナルスの方針もあり、トレードの対象となっているとされる。
MLB公式が11月30日(日本時間12月1日)に伝えたのがドジャースとヤンキースによる獲得の可能性。ワールドシリーズで世界一を争った2球団がアレナド獲得への動きを見せていると報じた。
記事内では『NJ.com』のランディ・ミラー記者によるラジオ番組出演時の談話が紹介されており、「ヤンキースかドジャースのどちらかになると聞いている」と言及。ドジャースについては「彼は西海岸出身でドジャースに行きたいだろうし、ドジャースがアレナドを欲しがっている」と語り、ライバルチームについても「ヤンキースは有望選手をトレードする準備ができるかもしれない」と見通しを明かしている。
メジャー屈指の三塁手であるアレナドをめぐる争奪戦。ドジャースとヤンキースによる争いが伝えられたなか、33歳のベテランはどこに新天地を求めることになるのか。
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