大谷翔平投手や山本由伸投手を擁し、今季メジャーリーグで世界一に輝いた名門ドジャースで指揮官を務めるデーブ・ロバーツ監督が4日、木下グループの新CMに出演することを発表した。
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■新CMのテーマは「人の可能性を引き出す」
ロバーツ監督は2016年にドジャースの監督に就任。以来9年間すべてでポストシーズンに進出し、今季も2020年以来自身2度目、球団としては4年ぶり8度目のワールドシリーズ優勝に導いた。
そんなロバーツ監督は、都内で行われた木下グループのTV地上波新CM制作発表会に登壇。新CMは「人の可能性を引き出す」のテーマで制作され、前日に行われたCM撮影を振り返ると、ロバーツ監督は満面の笑顔で「非常にプロフェッショナルで一級品の撮影現場だった」と語った。
ロバーツ監督は「人の可能性を引き出す」ためには、お互いにリスペクトを持って接して理解を高め合うなど、「人と人との繋がりが一番大切」だと強調。特に1人1人の「メンタルヘルス」が重要だとし、「私自身、1人1人違う考えを持った26人の選手たちと、それぞれ違う対応をして、全員のポテンシャルを最大化する、それが私の仕事だ」と新CMのテーマに共感を示した。
■大谷と山本のマネジメントで意識したこと
また、このテーマにちなんでロバーツ監督自身が、大谷と山本の「可能性を引き出すため」に意識したことについて聞かれると、「打者と投手で結構違うマネジメントではあったものの、ふたりともモチベーションが非常に高く、とてもマネジメントしやすい選手だった」と振り返った。
「まずヤマモトは、今季早い段階からすごくよい信頼関係を築くことができたと思う。先発投手と監督の関係性は非常に大事だ」とし、「来期以降はぜひもっともっとチャレンジしてもらいたい。毎年もっともっと成長していく、そういった意識で一緒に頑張っていきたい」と来季への抱負も語った。
また、リハビリを続けながらほぼすべてのラインナップに名を連ねた大谷については、「もちろんすごい活躍ではあったけれども、シーズン途中、少し打席でアグレッシブになりすぎているという風に感じたところもあった。より我慢できるような打席を増やしていけたら、さらに高みを目指せるのではないかなと感じている」と課題を提示し、今後のさらなる活躍を期待した。
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