ドジャースからフリーエージェント(FA)となり、動向が注目されているのがテオスカー・ヘルナンデス外野手。2024年シーズンは自己最多の33本塁打を放った32歳のスラッガーには、各球団からの関心が寄せられている。
そんななか、地元メディアがT・ヘルナンデスについての記事を掲載。ドジャースによる再獲得の可能性について報じている。
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■「運命を心配しながら待っている」
地元メディア『ドジャース・ネーション』が掲載したのが「ドジャース関係者がテオスカー・ヘルナンデスのフリーエージェントの希望を明かす」と題された記事。T・ヘルナンデスの現状について言及しつつ、2024年のシーズン中に交わされたやりとりが明かされている。
記事内では「多くのドジャースファンは、オールスター外野手であるテオスカー・ヘルナンデスの運命を心配しながら待っている」と切り出すと、「(シーズン前に)ドジャースと1年契約を結んだ。それ以来、特にポストシーズンでの活躍で彼はファンのお気に入り選手となった」と世界一に貢献した働きが評価されている。
T・ヘルナンデスの移籍先としてレッドソックス、オリオールズが候補に挙がっているとしつつ、「ヘルナンデスは何度もロサンゼルスに留まりたいと表明している」と引き続きドジャースでのプレーを望んでいたと言及。
「ロサンゼルスには3度のシルバースラッガー賞の受賞者に相応しい契約をする時間が残っている」とドジャース再獲得の可能性について触れており、「彼はドジャースでのプレーで起こることすべてを熟知しており、私にとってはそれが重要な要素だ」と述べた地元放送局『スポーツネット・ロサンゼルス』のホセ・モタ氏のコメントも紹介されている。
ドジャースは来季に向けての戦力補強を進めるなか、T・ヘルナンデスとの再契約が決まればチームにとって大きなものとなる。はたして、世界一を支えたスラッガーは再びドジャースのユニフォームに袖を通すのか。
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