【MLB】大谷翔平の「10年総額7億ドル」に迫る勢い ソト獲得へドジャースなど最終候補5球団が6億ドル超えオファーを提示

フアン・ソト
フアン・ソト(C)Getty Images

米スポーツメディア『The Athletic』は3日(日本時間4日)、ヤンキースからフリーエージェント(FA)になったフアン・ソト外野手について、争奪戦に参加している球団のオファーがそれぞれ6億ドル(約900億円)に到達したと報じた。大谷翔平投手が昨オフにドジャースと結んだ「10年総額7億ドル」超えも視界に入ってきたのか、今後の展開に注目だ。

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■「最低入札額が大台到達」

『The Athletic』は冒頭、「フアン・ソトの最低入札額は6億ドル」と記し、記事を展開。関係者の話として、ソト争奪戦の最終候補に残っている全5球団が、それぞれ6億ドル超えのオファーを提示しているという。そして、その5球団とはメッツ、ヤンキース、レッドソックス、ブルージェイズ、ドジャースだという。

同メディアは交渉の状況を解説。「メッツはソト獲得の最有力候補と見なされており、多くの関係者は、チームのオーナーであるスティーブ・コーエン氏が競合するチームを入札額で上回ると信じている。しかし、ヤンキースはジャッジの“相棒”としてソトを維持したいと希望しているし、レッドソックスは意外だったが、交渉の中で存在感を示している。一方、ブルージェイズとドジャースは可能性が低いと見られている。ただ、ブルージェイズは昨オフ、オオタニに対してドジャースの入札額に匹敵するオファーを出しており、今回もソトに対して同様の熱意を持っているようだ」と説明した。

■球団を絞り込む段階へ

この日、ソトの代理人であるスコット・ボラス氏も取材に応じており、「契約交渉は現在、球団を絞り込んでいるところ。フアン(ソト)は非常に計画的に考える人なので、どうなるかは分からないが、近い将来に何かが差し迫っているとは思わない」とコメント。現地9日から始まるウインターミーティング中に決断するとの情報に関して、否定的な考えを示した。

26歳という若さでFA市場に登場した天才打者。争奪戦がさらにヒートアップすれば、大谷がドジャースと結んだ総額7億ドルを超える可能性もある。移籍先を選ぶ際の基準がお金であれば、富豪オーナー率いるメッツで決まりだろうが、果たしてどうなるか。争奪戦は佳境に突入した。

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