ダイヤモンドバックスからFAとなっていたクリスチャン・ウォーカー内野手が20日(日本時間21日)、アストロズとの契約に合意した。米メディア『ニューヨーク・ポスト』のジョン・ヘイマン記者によると、3年総額6000万ドル(約93億7000万円)になるとのこと。
今季9試合で9本塁打を浴びた同地区ライバルのドジャース地元メディアは、ウォーカーの移籍を好意的に受け止めている。
◆ドジャースと再契約に至らないFA組は……大谷翔平からポルシェを贈られた救援右腕ケリーも「このまま見送るべき」と米メディア
Advertisement
■同地区ドジャース戦で無双
現在33歳のウォーカーは、2012年にドラフト4巡目全体132位でオリオールズに入団。14年にメジャー昇格を果たすも、レギュラーに定着したのは19年と遅咲き。22年は自己最多の36本塁打を放ち、昨季は33本塁打、103打点、OPS.830を記録。今季は左わき腹痛で離脱したものの、130試合で26本塁打、84打点、OPS.803と結果を残した。
守備にも定評があり、今季のOAA(Outs Above Average)+13は一塁手部門2位にランクイン。平均よりどれだけアウトを奪ったかを示す指標も優秀で、3年連続のゴールドグラブを受賞した。
米メディア『ドジャース・ネーション』のXは同日、ウォーカーのアストロズ移籍に反応し「クリスチャン・ウォーカーが同地区からいなくなったぞ」と歓喜の投稿。ウォーカーは屈指のドジャースキラーで、今季は9試合対戦し打率.412(34打数14安打)、9本塁打、15打点、OPS1.765と完全に打ち込まれた。ドジャースタジアムでは通算.341、42試合で19本塁打をマークしている。
イザック・パレデス内野手を補強済みのアストロズは、ウォーカー獲得に伴ってアレックス・ブレグマン内野手と再契約を結ぶ可能性も消滅した。トレード拒否を報じられたノーラン・アレナド内野手(カージナルス)の移籍先からも完全に外れたと見ていいだろう。
◆テオスカーの再契約停滞で浮上の“ド軍・鈴木誠也誕生”の可能性 カブスでの現状を現地メディア指摘「フルタイムのDHは望まない」
◆ヤンキース、FAゴールドシュミット獲得に成功 ド軍をしのぐ“MVPカルテット”誕生 カ軍からアレナドと両獲りも「承認する可能性」