ドジャースの大谷翔平投手は2024年シーズンに159試合に出場し、打率.310、54本塁打、130打点を挙げる活躍でホームランと打点の二冠を獲得。さらに、日本選手ではイチロー氏が持っていたシーズン最多を更新する59盗塁で史上初の「50-50(50本塁打50盗塁)」をマークするなど記録的なシーズンを送った。
2025年にメジャー8年目を迎える大谷に期待されるのが二刀流復活で、打者、投手それぞれで節目の数字に到達する可能性がある。
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■松坂氏超えの奪三振も視界
2025年に向けて現時点で打者専念で開幕を迎える見込みの大谷に、現実的な数字として視界に入るのがメジャー通算250本塁打と1000安打の達成。大谷はメジャー7年で225本塁打、878安打を重ねており、ホームランはすでに松井秀喜氏を超えて日本選手最多を更新した。25本塁打、122安打で到達するが、大谷にとっては通過点に過ぎない数字だろう。
ちなみに、大谷は日本ハム時代に48本塁打を放っており、日米通算では273本塁打を記録。27本塁打で到達するプロ通算300本塁打の達成も、2年連続ホームラン王に輝き、打者として全盛期を迎えつつある大谷にとって、難しい数字ではない。
一方で、投手としてはこれまでメジャー5シーズンの稼働で通算38勝。エンゼルス時代の2023年以来の復帰を目指すなか、12勝を挙げれば節目となる50勝に到達する。なお、日米通算では80勝を挙げており、20勝すれば通算100勝も見えてくるが、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は大谷の起用に慎重な姿勢を見せており、26年以降に可能性が見えてくる数字だろう。
ほかにも、あと5盗塁で達成のメジャー通算150盗塁や、33本で到達する通算200二塁打、投手としては113奪三振でメジャー通算721奪三振に到達し、松坂大輔氏を超えて日本選手7位に浮上する。大谷が二刀流復活で節目の数字に到達できるかは注目が集まる。
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