男子フィギュアスケートの羽生結弦選手が、『グランプリシリーズカナダ2019(スケートカナダ)』の男子シングルで優勝した。
ショートプログラムとフリーを合わせた合計点322.59は、自己ベストを大きく更新し、米国のネイサン・チェン選手が持つ世界最高記録にも0.83差まで迫るものだった。
国際スケート連盟(ISU)がYouTube公式チャンネルで、羽生選手の喜びの声を伝えている。
4度目でスケートカナダ初優勝「とても緊張していた」
スケートカナダには過去に3度出場して3度とも2位。悔しい思いをしてきただけに「とても緊張していた」と不安な胸の内を明かした。
「だから『行くぞ、スケートカナダ』『ベストを尽くすからな』という感じでした。でも、やっとここで勝てたので、スケートカナダのことが本当に好きになれました」
演技に関しては「もっと、もっとできる」と上を向いた。
「全てのジャンプ、全てのステップ、全てのエレメントをもっと滑らかにしたい。それが僕のやり方だと思っています」
言葉では難しいことでもスケートでなら伝えられる
羽生選手は、言葉では思っていることを100%伝えられないとするが、スケートを通してなら世界中の人に伝えられると胸を張った。
「ときどき言葉では説明したり、話したりすることができないときもあって、ややフラストレーションを感じるときもあります。だけどスケートでは全ての言語が使えます。それも全ての人のために。僕はあらゆる国で、あらゆる人にスケートを通して伝えることができます。それは僕にとって特別なことなんです」
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