JFAが思い描く「誰もが日本代表を目指せる世界」 eサッカー国際大会に日本代表を派遣

日本サッカー協会(JFA)は、国際サッカー連盟(FIFA)主催のeサッカー大会『FIFA eネーションズカップ2020』にSAMURAI BLUEと同じウエアで代表選手を送り込むと発表。

3月8日には国内選考会を開催する。eサッカー日本代表を本気で結成させる。

『FIFA eネーションズカップ2020』に日本代表を派遣

eサッカーとは、エレクトロニックアーツ社のサッカーゲーム『FIFA』や、コナミ社の『ウイニングイレブン』などをプレーして戦う新ジャンルのスポーツ。FIFA主催の個人戦『FIFA eワールドカップ』は2004年に第1回大会が始まっている。

今回JFAが日本代表を送り込むのは、24カ国が参加する2人編成の国別対抗戦『FIFA eネーションズカップ2020』。

3月8日に開催される日本予選では、各プラットフォーム(プレイステーション4・Xbox One)ごとにランキングの日本勢上位の8選手までが参加。各プラットフォームの優勝者1選手ずつ、計2選手が日本代表となり、5月22日からデンマークのコペンハーゲンで行われる本大会に出場する。なお、試合の模様はインターネットでライブ配信される

撮影:山口和幸

JFAが思い描く「誰もが日本代表を目指せる世界」

なぜJFAがeサッカーに取り組むのか? 須原清貴専務理事は、「年齢、性別、国境や障がいを超えて誰もが楽しめる。サッカーの普及や世界の人々との友好などJFAが掲げる理念やビジョンを実現できる重要なツールだから」とコメントしている。

「サッカーをプレーしない人でもサッカーファミリーになれて、サッカーを身近に感じてもらったり、だれもが日本代表を目指せる世界が実現できる」

さらには「相乗効果を期待していないわけではない」と続ける。

「戦術面でも期待しています。ゲームでのプレーをリアルの戦いに生かしている指導者も実際にいる」と語れば、逆にサッカーのノウハウをeサッカーに応用することで、eサッカー選手のパフォーマンスを伸ばすことも可能と考えを示した。

撮影:山口和幸

eスポーツを「夢のある職業に」

eスポーツの台頭はサッカーのみの話ではない。2018年に開催されたアジア競技大会(ジャカルタ)ではeスポーツがデモ種目に採用された。それから4年後となる2022年アジア競技大会(杭州)では正式種目に昇格する。国内でも2019年のいきいき茨城ゆめ国体で文化プログラムとしてプレーされている。

Jクラブ世界のスーパースターも順応に対応している。鹿島アントラーズは2020年1月にeスポーツチームを設立。FIFAシリーズで世界を舞台に戦うナスリ選手(ゲーム時のプレイヤーネーム)の加入を発表。同選手は現在のFIFAランキング日本勢のトップ

またフランス代表FWでFCバルセロナに所属するアントワーヌ・グリーズマン選手はeスポーツチーム『Grizi』を設立。さまざまなゲームをプレーする20人のゲーマーを募集しているという。

新しい世界の参入にとまどう意見もありますが、その存在を否定してはならないと思います」と須原専務理事。

「まだ黎明期と言えるこのeスポーツ市場がどれほどの伸びをするかは分からないが、今から参入しておく必要はあります。ともに成長することで経済的なメリットを享受したい」と収入を上げていくことも狙いだと語る。

そのためには日本代表が次の本大会で良い結果を出すことが求められる。だから協会としても万全のサポートをしたいという。

優勝したら大きなプロモーションの材料になります。同時にeスポーツも夢のある職業となってもらいたいと思っています

3月8日に開催される国内代表選考会はプレイステーション4とXボックス・ワンのプラットフォームごとに上位ランキング8選手を招へい。参加条件の最低年齢は16歳だ。それぞれのプラットフォームで優勝した選手が日本代表となり、2人編成の日本代表チームを組んで本大会に挑む。

撮影:山口和幸

≪山口和幸≫

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