3月11日で東日本大震災から9年が経った。地震と津波により大きな被害が出た震災は現在も各地で爪痕を残し、まだ完全には復興が完了してない地域もある。
今年は新型コロナウイルス感染拡大により各所での式典が中止となり、報道の時間も新型コロナ関連と分け合い、例年に比べると減っている。9年という時間の流れが社会的な関心を薄れさせる。
そんな状況だからこそ震災のことを語り継ぐ必要がある。ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が、「発信し続けていくことの大切さ」というテーマでインスタグラムに思いを綴った。
これからも復興に向けてできることを
田中投手は震災当時、仙台に本拠地を置く東北楽天ゴールデンイーグルスに所属していた。震災時の東北を目の当たりにしている田中投手は「改めまして、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます」という言葉から始める。
「過去の出来事は、どうしても風化していってしまいます。月日の経過とともに、発信し続けていくことの大切さを実感しています。今なお多くの方々が避難生活を強いられていると聞き、その想いは一層強まるばかりです」
今後も力になれるよう「復興に向けてできることを続けていきたい」という言葉で締めくくった田中投手。
その思いにファンからも「いつまでも東北を忘れないでいてくれる田中選手にいつも感動します」「変わらずに震災、東北のことを氣に掛けていただいて本当にありがとうございます」などのコメントが寄せられた。
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