コロンビア代表・ファルカオってどんな人?生い立ちや人柄、家族などについて迫る

ラダメル・ファルカオ選手は1986年2月10日に生まれたコロンビア出身のサッカー選手。

15歳の時にアルゼンチンの名門リーベル・プレートの下部組織に入団し、そこで名を上げるとポルトガルのポルトに移って欧州でのプレーを開始した。以降はアトレティコ・マドリード、モナコなどに所属する。

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一時は左ヒザ前十字靱帯損傷の重傷を負い深刻なスランプに陥ったが、見事な復活を遂げ、再び高い決定力を見せている。

ロシア・ワールドカップ(W杯)では日本とも対戦し、コロンビアのゴールにつながるFKを獲得。

日本にとって脅威になったストライカーだ。

今回は、そんなファルカオ選手の私生活や人柄について迫ってみた。

親子二代でサッカー選手

ファルカオ選手はサッカー選手だった父ラダメル・ガルシアさんと、母カルメンサ・サラテさんの間にコロンビアのサンタマルタで生まれた。

ファルカオ選手のフルネームはラダメル・ファルカオ・ガルシア・サラテ(Radamel Falcao Garcia Zarate)だが、実は彼の家族や親戚にファルカオという名前を持つ人物はいない。

この名前は父ガルシアさんが元ブラジル代表MFで、本当に一時的にだが日本代表監督も務めたパウロ・ロベルト・ファルカン(Paulo Roberto Falcao)さんから取り、息子のミドルネームにしたものである。

これが父として、サッカー選手として、未来の代表エースストライカーに贈る最初のプレゼントだった。

幼少期は優秀な野球選手でもあった

幼いころのファルカオ選手はベネズエラに住んでおり、当時は野球もプレーしていた。

幼いころを振り返ってファルカオ選手は、「ベネズエラで野球は最も人気のあるスポーツでした。私は野球でも非常に高いレベルでプレーしていたんです」と語っている。

そんな息子の姿を見て、父親は決断を促すためにコロンビアへ戻ることを決めた。サッカーに専念してほしかったのである。

「ベネズエラにいたら(息子は)野球に熱中していたかもしれないので、その決断はもっと難しいものになっていたでしょう」

コロンビア帰国でサッカーに専念したファルカオ選手だが、それがなくてもいずれはサッカーを選んでいただろうと話す。

「サッカーは私の血であり、本当にサッカーをしたいと思っていたんです」

(c)Getty Images

2007年に結婚し3人の娘がいるパパ

ファルカオ選手は2007年に歌手のローレライ・タロンさんと結婚している。ローレライさんとファルカオ選手の出会いは、まだファルカオ選手がリーベルにいたころまでさかのぼる。

きっかけは、教会でローレライさんを見かけたファルカオ選手のほうから声をかけたことだった。当初は相手にされない日々が続いたファルカオ選手だが、あきらめずアプローチを続け、この恋を実らせた。

その後ファルカオ選手は世界的なスーパースターになり、2人を取り巻く環境も大きく変わったが夫婦仲は良好なまま。

2017年には結婚10周年を迎えインスタグラム上に感謝のメッセージを綴っている。

「人生の素晴らしい記念日だ。彼女以上のパートナーは得られなかった。私は神様にあなたと同じくらい素晴らしい女性を与えてくれたことに感謝します。愛してるよ」

ファルカオ選手とローレライさんの間には3人の娘がおり、2017年8月には出産直前でお腹の大きく膨らんだローレライさんと、2人の娘とともに三女の出産を待ちわびる写真をインスタグラムに投稿していた。

Todos te estamos esperando para llenarte de AMOR ❤️

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新たに家族が増えたファルカオ家は大賑わい。インスタグラムでは元気な娘たちと遊ぶファルカオ選手の様子が見られる。

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自分が大ケガをしたときも相手選手のことを気づかう優しさ

10代のころから将来を嘱望され、その期待に応えるように成長を続けてきたファルカオ選手は、世界有数のストライカーと呼ばれた。

2013年にモナコに移籍した際には、6000万ユーロ(約77億円)の移籍金が支払われている。

そんなファルカオ選手のキャリアに暗い影を落としたのは、2014年1月に負った左ヒザ前十字靱帯断裂の大ケガだった。

(c)Getty Images

このケガにより期待されたブラジルW杯の出場が厳しいものとなり、負傷させたソナー・エルテク選手には、コロンビアのサポーターから脅迫も含めた抗議が殺到した。

しばらくW杯から遠ざかっていたコロンビアの出場は4大会ぶりであり、ファルカオ選手も母国を代表して戦えることを楽しみにしていたが、真摯に謝罪するエルテク選手に対して恨み言はいっさい言わなかった。

「これはフットボールには良くある出来事なんだよ」

互いに全力でプレーした結果だから仕方ないんだ、と憔悴するエルテク選手を逆に慰めた。

大学でジャーナリズムを学び、自チームにも的確なコメントを残す

ファルカオ選手はアルゼンチンに住んでいたころ、サッカーと並行して大学でジャーナリズムの勉強をしていた。

その経験が彼の分析力とコメント力には活かされており、自チームを客観的かつ冷静に見る目も養われた。

現在のコロンビア代表についても取り組むべき課題を挙げたことがある。

「コロンビアの選手は常に技術的に才能豊かですが、欧州のサッカーに適応するのが難しいと感じていました。しかし、我々はそのスタイルから学ぶ必要があります。私たちはもっとダイレクトにプレーし、中盤で速くボールを動かさなければなりません」

(c)Getty Images

欧州で長く活躍したベテラン選手として、そこで得た経験を若い選手たちに伝えていくのもファルカオ選手の役目になるだろう。

尊敬する選手はティエリ・アンリ

影響を受けた選手として元フランス代表FWティエリ・アンリさんの名前を挙げている。

アーセナルでゴールを量産し、フランス代表でも1998年W杯を制したアンリさんを「私のアイドル」とするファルカオ選手は、アンリさんもプレーしたモナコと契約する際に「彼がプレーしたときからモナコとは心が繋がっている」と話したという。

左がティエリ・アンリ選手 -1998年フランスW杯時  (c)Getty Images

世界の一流選手からも称賛されるファルカオ

大ケガによるスランプとイングランドでの不幸な2年間を乗り越えて、再びモナコで輝きを放つファルカオ選手には、世界の一流選手たちからも称賛が寄せられている。

モナコ時代にチームメイトだったキリアン・ムバッペ選手(フランス代表)は、ストライカーとしての能力だけではなく、リーダーシップもファルカオ選手の長所だと言う。

「彼はゴールを挙げるだけではなく、僕たちが必要とした本当のリーダーなんだ。彼のような選手がいてくれて、僕たちはラッキーだった」

キリアン・ムバッペ選手 (c)Getty Images

FCバルセロナのリオネル・メッシ選手(アルゼンチン代表)も、「ファルカオは偉大な選手だ。彼のボールを操る技術とシュートは印象的だ」とフォワードとしての能力を絶賛する。

リオネル・メッシ選手 (c)Getty Images

リーベルとアトレティコ・マドリードでファルカオ選手を指導したディエゴ・シメオネ監督は、彼は違いを生み出せる存在で決定的な仕事ができるとコメントした。

「私は彼のことを少年時代から知っています。リーベルでは彼と一緒にリーグ優勝も果たしました。彼は人間としても愛すべき人物です。非常に野心的で違いを生み出せる。彼がいいプレーをしていれば勝利のチャンスを掴めるでしょう」

キャリア初のW杯も不発…

左ヒザのケガが完治せず代表招集を見送られたファルカオ選手は、母国が躍進した4年前のW杯を遠く離れた場所から見ていることしかできなかった。その悔しさがあるだけに、キャリア初となる今回のW杯には、並々ならぬ決意とモチベーションで臨んだ。

しかし、初戦日本に敗れてその後は2連勝して決勝トーナメントに進出したものの、イングランドに敗れベスト16で敗退。2戦目のポーランド相手に挙げた1得点のみで大会を去ることとなってしまった。

主将として臨んだ初のW杯は失意のものとなったが、大怪我から復活した過去を持つだけに36歳となった4年後も代表として選ばれるのではないかと想像してしまう。

これまで培ってきた分析力や経験などをコロンビア代表に還元し、また4年後にカタールの地で悔しさを晴らすファルカオ選手の姿に期待したい。

参考:https://www.uefa.com/uefachampionsleague/news/newsid=2444018.html https://www.uefa.com/uefachampionsleague/news/newsid=2444049.html http://www.uefa.com/uefachampionsleague/news/newsid=2437397.html https://lifebogger.com/radamel-falcao-childhood-story-plus-biography-facts/

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