FIFAロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメントでベルギーに敗れ、今大会を去ることになった日本は、これまで主力を務めてきた選手の多くが30歳前後になり、4年後のカタールW杯に向けて大幅なメンバー入れ替えが予想される。
そんななか試合後に長谷部選手が自身のインスタグラムを更新して代表引退を表明した。
代表としてプレーすることは大きな誇りだった
「僕個人としては、この大会を最後に日本代表にひとつの区切りをつけさせていただきたいと思います」
代表は選ばれてなるもののため、選手から引退を口にするのは自分本位だと承知していると言う長谷部選手だが、「2006年から約12年半という長い間共に戦った仲間たち、多大なるサポートをして下さった日本の皆様に感謝の気持ちを伝えさせていただきたい」と、キャリアの区切りを自ら発表することにした。
日の丸を胸に戦う時間は誇りであり、なにものにも代え難い素晴らしいものだったと代表で戦う意義を語り、この期間に仕事を共にした7人の代表監督やスタッフ、チームメイトたちに感謝した。
「特に主将を務めさせていただいた8年間は皆に支えられてばかりでした。貴方達と共に同じ時代に戦えた事は幸せでした」
そして最後に代表活動を支えてくれたサポーターたちにメッセージを贈る。
「12年半の間、様々な事がありました。歓喜も失望も共に味わいましたね。良いときもそうでないときも僕たちの背中を押してくださいましたね。皆様と共に歩んだ時間は僕にとって大切な宝物です。心から、ありがとう!! 」
「最後になりますが、これからは僕も日本代表チームのサポーターです。一緒に日本代表チームに夢を見ていきましょう!!!」
前進し続ける日本サッカー、4年後は誰が主役に?
代表として最後の試合を終えた長谷部選手は囲み取材に応え、過去のW杯を振り返りながら日本サッカーは前進していると語った。
「間違いなく前進していると思います。その前進はこれまでの日本サッカーの歴史…1998年、2002年、2006年、2010年、2014年というものがあっての積み上げだと思っているので、今回だけでこういう風なことが成し得たとは全然思ってないです」
長く日本代表の顔のひとりだった長谷部選手が去り、本田圭佑選手も「これが最後のW杯」と話している。
Thank you my World Cup and my dream. You raised me up until today.
— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) July 3, 2018
4年後に向けて各選手の決断からも目が離せない。
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