【競馬】「京都記念」宝塚記念やオールカマーの好走馬より狙うべき馬

今年の京都記念は阪神芝2200m。宝塚記念と同じ舞台になるのだが、梅雨時期でかつGIの当レースを参考にするのは早計と言える。

宝塚記念は道悪でも前半3F34秒台、後半3F35~36秒台というタフな前傾ラップになりがちで、これを11頭立ての今年の京都記念に当てはめるのは厳しい。

とはいえ、京都芝2200mで行われた過去の京都記念も参考にはできない。こちらは例年、前半3F37秒前後で、後半3Fも36秒前後。勝ち時計は良馬場で2分14秒台、道悪で2分16秒台と、時計を要する傾向にある。

◆「京都記念」ラヴズオンリーユーを後押しする「馬券内率100%」データ

■昨秋のエリザベス女王杯に似たスピード競馬

前日土曜の阪神芝のレースを見ると、例年の京都開催と比べると、馬場コンディションは良好。

9R・摂津特別は芝1400mで勝ち時計1分21秒0、コスモエスパーダが上がり34秒7でまとめて逃げ切り。10R・飛鳥Sは芝1800mで勝ち時計1分46秒3、レッドベルディエスが中団待機から上がり33秒1で差し切り。2着のアカイイトは上がり32秒6という鬼脚を繰り出した。

メインレースの11R・洛陽Sは芝1600mで勝ち時計1分35秒2、逃げ切ったサトノフェイバーは上がり3F33秒0。2着のガゼボは上がり32秒9、3着のレッドガランは上がり32秒7。出走馬10頭中6頭が上がり3F32秒台だった。

今の阪神芝2200mは同じコースでも、宝塚記念ではなく、昨秋のエリザベス女王杯に近いイメージ。今年の京都記念を攻略するには、エリザベス女王杯を踏襲するのがよさそうだ。

昨秋のエリザベス女王杯は、勝ち時計2分10秒3。前半3F34秒9、後半3F34秒8と、GIにしては緩めの展開で、3~4コーナーで外をひとマクリしたラッキーライラックが上がり3F33秒9でまとめて差し切った。2着のサラキアも、3着のラヴズオンリーユーも直線は上がり3F33秒台で追い込んだ。

いかにも牝馬限定のレースらしい展開だが、今年の京都記念にも同じような直線の攻防が繰り広げられると見た。

■狙いは宝塚記念やオールカマーの好走馬ではない

そのエリザベス女王杯で3着のラヴズオンリーユーは評価できるとして、相手はどうか。今年の出走馬では、宝塚記念オールカマーAJCCの芝2200mで好走してきた馬に注目が集まりそうだが、いずれも上がりを要したレースであり、今の阪神芝2200mの適性とは異なる。

ここで積極的に狙ってみたいのが、3勝クラスを勝ち上がったばかりのダンスディライト。近走は終いでしっかり脚を使えるようになっており、前走・オリオンSは好位でも上がり3F34秒1でまとめられた。下のクラスの緩いペースしか経験していないが、むしろ今年の京都記念では、この流れで好走してきた同馬がハマると見た。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
アスリートの素顔を伝えるメディア『SPREAD』の編集長。旅行・アウトドア雑誌のライターを経て、競馬月刊誌「UMAJIN」の編集長として競馬業界へ。その後、Neo Sports社にて、「B.LEAGUE」「PGA」「RIZIN」等のスポーツ×ゲーミフィケーション事業に携わり、現在に至る。競馬は、1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、盲点となる穴馬の発掘を追求し続けている。

twitterアカウントはこちら⇒『SPREAD』編集長・山田

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