【格闘技】那須川天心、RISEへの思いと“ポスト天心”の条件 キック人生には「正直悔いはない」

那須川天心 (C)Getty Images

立ち技打撃格闘技の「RISE ELDORADO 2021」が2月28日、横浜アリーナで行われ、初代RISE世界フェザー級王者・那須川天心が挑戦者のISKAムエタイ世界バンタム級王者・志朗に3R判定3-0のフルマーク勝ち。“神童”那須川はこれで44戦全勝となった。

一夜明け、1日に行われた記者会見で那須川は、近い将来に実現が見込まれるボクシングへの転向や今後RISEを牽引する「ポスト那須川」の条件を語った。

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■“キック人生”には「正直もう悔いはないですね」

再戦となった志朗を下し、RISEの顔役としての責任をしっかり果たした那須川だが、彼の“卒業”がいよいよ間近に迫ってきたことをRISEの伊藤隆代表も会見で口にした。

「あと1年弱で(キックボクシングから)卒業しますけど、私自身マネージメントをしてきた人間として、育ててきた人間が家から巣立つ思いです。寂しい思い反面『がんばれよ、とことんいけよ』と複雑な思いがいっぱいある。

これからのカウントダウン、できてあと4、5試合なのかな。ファンの皆様にも噛み締めて見ていただきたいし、最後は気持ちよく送り出してあげたい。見ている(他の)選手達も、1年で天心を追い抜くような輝きを放ってもらいたいと思います」

一方で那須川自身は自身の“キック人生”について「正直もう悔いはないですね」と切り出し、自身を育ててきたRISEへの思いに言及した。

■那須川が明かしたRISEや他選手への思い

「キックボクシングというものをある程度広めることはできたかなと思うのですが、僕だけが目立つのではなく他の選手も育ってほしいし、やっぱりRISE=那須川天心というのが出てしまっているので。最終的にRISEに恩返しをして、僕が例えばボクシングに行ったときでも、RISEに貢献できることがあればしていきたいと考えています」

また、自身に続く存在の登場に期待を寄せつつも、那須川自身が考える「ポスト那須川天心」の条件は決して低くはないとも付き加えている。

「まぁきついですよ。1人じゃ無理というか。今一番思うのは、55から下の階級の日本人はめちゃくちゃ熱いので、その階級で色々な選手や若い選手に目立って欲しいなと思います。

格闘技もかたちが変わってきていて、『試合が組まれて、試合して、終わり』という時代は終わったと思う。自分を売り出してアピールをして、自分の名前に全てを賭けるくらいの意気込みでやっていかないと、スターにはなれないというか。自分自身をアピールして、(役割を)演じられる選手が今後残っていくのではないか」

■「一つ一つの試合をちゃんと意味があるものに」

今後について那須川は、対戦希望の具体名は出さず「一つ一つの試合にちゃんと意味が持たせられるようにしたい」とし、伊藤代表も「残り1年、素晴らしい最後を描きたいと思っています」と語った。

いよいよキック卒業のカウントダウンがスタートした那須川だが、ファンからの期待が高まっているK-1 WORLD GP3階級制覇王者・武尊との一戦も含め、2021年はその動きが一層注目を集めそうだ。

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文・SPREAD編集部


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