MLBはオープン戦がスタートし、球春到来への盛り上がりを見せている。そんな中、現地で実際のシーズンと同様に期待値が高まっているのが、ファンタシースポーツだ。
ファンタシースポーツとは、ゲームに参加するプレーヤーが実在する選手をピックアップして編成した「仮想チーム」などを用いて、ポイントを競い合うもの。ポイントは実際の選手成績と連動している。また、チーム編成には制約やルールなどがありスター選手だけを選ぶことはできないため、選手のデータなどを読み解き活躍を予想する思考力が参加プレーヤーには求められる。
アメリカでは、各主要メディアがファンタシースポーツに特化した情報を日々配信しているが、3日(日本時間4日)にはMLB公式サイトが2021年シーズンのファンタシースポーツ用選手ランキングTOP800を発表。まさに「2021年開幕時の格付け」と言えるものだが、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)や前田健太(ミネソタ・ツインズ)といった日本人選手も、高い評価を受けている。
◆【一覧】全800名の頂点に選出された選手は? MLB公式サイトの「ファンタシーランキング」TOP30
■MLBの先発投手全体でもダル&マエケンは高評価
全800選手という圧巻のランキングで、日本人選手として最高の評価(全体19位、先発6位)を獲得したのがダルビッシュ有だ。
寸評では「34歳と年齢を重ねてはいるが、(ファンタシースポーツをするうえでは)早めに選択しておくべき」とし、今季の成績として13勝、防御率3.70、230奪三振、WHIP1.15を予想している。
また、昨季は新天地ツインズで存在感を発揮した前田健太も全体55位(先発17位)にランクイン。「先発投手20傑として選ぶ価値あり」と評価し、11勝、防御率4.28、179奪三振、WHIP1.27という成績予想が併記されている。
■日本人野手の最上位は大谷翔平
日本人野手に目を移すと、最も評価されているのは二刀流に挑戦中の大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)だ。
全体170位(DH4位)の大谷の今季成績について、記事では25本塁打、76打点、13盗塁、OPS.836と予想している。
その他の日本人選手では、菊池雄星(シアトル・マリナーズ)が全体290位(先発86位)、筒香嘉智(タンパベイ・レイズ)が全体454位(三塁手29位)、秋山翔吾(シンシナティ・レッズ)が全体467位(外野手104位)、有原航平(テキサス・レンジャーズ)が全体494位(先発145位)となっている。
文・SPREAD編集部