【プロ野球/打率TOP5】好不調トレーダー DeNAは牧秀悟に頼らず、4番・佐野恵太に打線を繋げ

(C)Getty Images

セ・リーグは首位・阪神巨人3連戦で1勝2敗と負け越すも、続くDeNA3連戦では2勝1敗で勝ち越し。24日には、初回に打者一巡の6得点を挙げるなど1試合18安打13得点と、引き続き猛虎打線は好調だ。

打率ランキングでも、トップの広島・菊池涼介がトップに、阪神・糸原健斗が5厘差で迫ってきた。

パ・リーグはソフトバンク楽天ロッテが僅差のデッドヒート。ソフトバンクは先週、楽天2連戦を2勝0敗とした後、ロッテ3連戦は1勝2敗と負け越し。引き続き、順位は目まぐるしく変わってきそうだ。

それでも鷹打線は好調で、打率ランキングにはヒット量産中のグラシアル甲斐拓也が急浮上した。

ここでは、4月25日終了時点におけるセ・パ打率TOP5の、安打数の推移グラフで「好不調」をチェックしていく。

◆【動画プレーバック】SB・柳田悠岐の14試合ぶり逆方向ホームラン、阪神・佐藤輝明の飛距離139メートル弾

■セ・リーグ打率TOP5

広島・菊池涼介

▼今季通算
率.360|打111|安40|本5|点11|振16
▼最近6試合
率.280|打25|安7|本0|点1|振3

先週は6試合のうち3試合で無安打とリズムを欠いたが、それでもマルチヒット2回、猛打賞1回。25日の巨人戦では同点で迎えた9回に犠牲フライの決勝点をマークし、要所できっちりと仕事を果たしている。今週前半は今季14打数6安打でチーム別打率.429を誇るDeNA3連戦。まだまだヒット量産は続きそうだ。

阪神・糸原健斗

▼今季通算
率.354|打96|安34|本1|点10|振12
▼最近6試合
率.286|打21|安6|本0|点1|振2

好調の阪神を支える2番打者がコンスタントにヒットを量産中。先週は固め打ちこそ25日DeNA戦のマルチヒット1回のみだが、最近6試合で4得点と、得点に繋がる出塁でチームに貢献した。今週前半は中日3連戦。今季は11打数3安打とまだ打てていないが、昨季のチーム別打率.304なら心配無用か。

中日・大島洋平

▼今季通算
率.333|打99|安33|本0|点2|振12
▼最近6試合
率.348|打23|安8|本0|点0|振2

開幕からコンスタントにヒットを打っていたが、先週はマルチヒット1回、猛打賞1回と量産モードに入った。23日のヤクルト戦はチームこそ敗れたが、初回先頭打者で2ベースヒットを放って先制のホーム、5回に再び追加点に繋がる2ベースヒットと、二度のチャンスメイクを演出。今週前半は今季のチーム別打率.250と低調の阪神3連戦だけに、ここで好調をキープできるかがカギとなる。

広島・鈴木誠也

▼今季通算
率.318|打88|安28|本6|点13|振17
▼最近6試合
率.350|打20|安7|本2|点4|振5

先週は巨人3連戦で2試合連続アーチ。23日には、宿敵・菅野智之に今季2本目をお見舞いし、24日には通算150号のメモリアルとなる逆転2ランを放った。4月に入って6本と、完全に主砲が目を覚ました。今週前半のDeNA戦は今季不発ながら、昨季は本塁打4本。しかも昨季だけで本塁打12本と得意の本拠地・マツダスタジアムなら、ここでも一発に期待したい。

DeNA・佐野恵太

▼今季通算
率.309|打97|安30|本1|点7|振10
▼最近6試合
率.400|打20|安8|本0|点4|振3

チームの連敗を10で止めたのが、23日阪神戦での佐野の活躍。2回は四球で出塁し先制点のホームを踏むと、第2打席では貴重な追加点とタイムリー2ベース。これでチームに勢いが付いた。その後の2連戦は連敗も、自身はマルチヒットと猛打賞。とくに25日は2打席連続のタイムリーヒットで、3打点とチャンスに応えた。ルーキー・牧秀悟が落ち目に入っただけに、佐野のバットがカギを握る。

■パ・リーグ打率TOP5

ソフトバンク・グラシアル

▼今季通算
率.365|打96|安35|本4|点11|振21
▼最近6試合
率.480|打25|安12|本1|点4|振5

先週は6試合で猛打賞3回の活躍を見せ、リーグの打率ランキングトップに急浮上。21日の楽天戦では先制のタイムリーヒットと後半に追加点を記録し、24日のロッテ戦ではチームは敗れるも、5打数4安打の大暴れ。25日には今季4号も飛び出した。最近6試合は打率.480。対日本ハムは今季のチーム別打率..444と打ち込んでおり、今週も前半から活躍が見込める。

ロッテ・中村奨吾

▼今季通算
率.326|打92|安30|本1|点20|振17
▼最近6試合
率.500|打18|安9|本0|点8|振1

先週はソフトバンク3連戦の勝ち越しに導く活躍。24日は無安打も四球3個の出塁でチャンスを演出し、中盤には勝ち越し点となるホームイン。猛打賞を記録した25日には、貴重な追加点となるタイムリー2ベースを放つなど、ソフトバンクとの乱打戦を制する立役者となった。今週前半の西武戦は、今季のチーム別打率.154と抑え込まれている相手。この3連戦が正念場となる。

ソフトバンク・甲斐拓也

▼今季通算
率.324|打68|安22|本3|点10|振25
▼最近6試合
率.500|打20|安10|本1|点6|振4

猛打賞を記録した20日の楽天戦では逆転3ランを放ち、再び逆転された場面でも勝ち越しのタイムリー2ベース。この日だけで5打点の活躍を見せた。23日のロッテ戦でも、9回に値千金の勝ち越しタイムリーを放つなど、チームの勝利に大きく貢献。ただし、今週前半の日本ハム戦は今季打率.222、昨季打率.115と苦手の相手だけに、先週の勢いをどこまでキープできるか。

オリックス・吉田正尚

▼今季通算
率.323|打96|安31|本5|点13|振4
▼最近6試合
率.409|打22|安9|本3|点3|振1

先々週の打率.297から数字を上げてきたのが、昨年の首位打者。3月の月間打率.125から、4月は.363と明らかに右肩上がりで、先週は猛打賞2回に加え、本塁打3本と大暴れ。25日の日本ハム戦では、3打数3安打の活躍を見せた。しかし、この試合の守備で左膝を打ちつけて途中交代。大事には至らなかったようだが、好調のバットに影響がないか気になるところ。

楽天・浅村栄斗

▼今季通算
率.321|打84|安27|本1|点6|振20
▼最近6試合
率.278|打18|安5|本0|点0|振6

先々週までリーグの打率ランキングトップだったが、ここに来てトーンダウン。最近6試合で打率.278と数字を落とした。それでも、6試合で4得点と、得点に絡む出塁で貢献している。今週は29日のオリックス戦が緊急事態宣言を受けて試合延期となったが、27・28日は開催。今季の対オリックスは3試合でいまだ無安打だが、昨季は打率3割超えで2ベース8本。長打に期待したい。

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データ提供・共同通信デジタル
文・SPREAD編集部


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