【天皇賞・春/騎手データ】和田竜二騎手とルメール騎手、本当に『買い』なのは

2日は阪神競馬場で天皇賞・春(GI、芝3200m)が行われます。

1995年以降は一貫して、京都芝3200mで行われてきましたが、京都競馬場が大規模改修中のため、27年ぶりに阪神芝3200mでレースが行われます。

そのため、天皇賞・春の過去データを分析する際は注意が必要ですね。

京都芝3200mと阪神芝3200mでは舞台設定が大きく異なるため、今回は阪神芝3000m以上の平地レース過去データ、芝3000m以上の平地GI過去データの2つを参考に、気になる騎手データを見ていきましょう。

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■阪神の長距離戦なら和田竜二騎手

まずは2000年以降の阪神芝3000m以上戦(平地)の成績データを基に、今年の天皇賞・春に乗り鞍がある騎手の成績を表にまとめています。

具体的には2000年以降の阪神大賞典と今年の松籟Sが集計対象です。

[2000年以降]阪神芝3000m以上戦(平地)の騎手別成績

着順と人気のバランスが優れているとデータが指し示すのが、ディープボンド(牡4、栗東・大久保)に騎乗する和田竜二騎手。

今年2月の松籟Sでは11番人気のタイセイモナークを2着に導き、今年3月の阪神大賞典では3番人気のディープボンドで優勝していますね。

また、2011年の阪神大賞典でも3番人気のナムラクレセントで優勝しており、コース改修後の阪神芝長距離戦で豊富な実績を誇ります。

今年騎乗するディープボンドは前日14時段階で2番人気に推されていますが、このコンビを割り引いて考える必要はなさそうですね。

■阪神長距離戦では武豊騎手も優秀

ほかに着順と人気のバランスが優れているのは池添謙一騎手。ただし、細かく見ていくとオルフェーヴル(2012年阪神大賞典、1番人気2着)、メイショウベルーガ(2010年阪神大賞典、1番人気3着)の2頭で取りこぼしているのは気になりますね。

背負う人気の高さから着順は落ち込んでしまう傾向にありますが、この舞台なら武豊騎手も優秀な成績を残せています。

2003年から2007年にかけて阪神大賞典で騎乗機会4連勝を達成したこともあり、2000年以降の連対率は42.9%と高水準。

阪神長距離戦では欠かせない騎手と言え、今年は菊花賞で4着に好走した経験があるディバインフォース(牡5、栗東・寺島)に騎乗します。

■芝3000m以上のGIでも和田竜二騎手が◎

続いて2000年以降の芝3000m以上のGI戦(平地)の成績データを基に、今年の天皇賞・春に乗り鞍がある騎手の成績も表にまとめています。

具体的には2000年以降の天皇賞・春菊花賞が集計対象です。

[2000年以降]芝3000m以上のGI戦(平地)の騎手別成績

ここでも、着順と人気のバランスが優れているとデータが指し示すのが、和田竜二騎手です。

2005年天皇賞・春のビッグゴールド(14番人気2着)、2017年菊花賞のポポカテペトル(13番人気3着)など、フタ桁人気の馬を馬券圏内に導いており、この舞台では人気以上の着順がまず期待できる騎手ですね。

そしてサンプルこそ少なめですが、2019年天皇賞・春のパフォーマプロミス(8番人気3着)、2020年天皇賞・春のスティッフェリオ(11番人気2着)など、近年の天皇賞・春で穴メーカーぶりを発揮しているのが北村友一騎手です。

今年は上がり馬のディアスティマ(牡4、栗東・高野)に騎乗予定ですが、この騎手が跨る以上警戒は必要でしょう。

■長距離GIで勝負強いのはC.ルメール騎手

また、C.ルメール騎手も長距離GIで優れた成績を残す騎手のひとり。背負う人気を思えば着順の落ち込みも許容範囲となりそうで、何よりも41.7%という高い連対率が光ります。

ちなみに2000年以降、C.ルメール騎手が天皇賞・春または菊花賞で1番人気に推された際は【3.0.1.0】と勝率75%、複勝率は100%。

騎乗するアリストテレス(牡4、栗東・音無)がレース当日も1番人気になるようなら、鉄板級の扱いをするのが正解かもしれません。

さて、今回は2つのデータを基に騎手データを見ていきましたが、ともに優れた数値を示す和田竜二騎手をデータ注目騎手としてピックアップします。

この舞台なら純粋に買うべき騎手と考えられ、人気に応えられるか注目ですね。

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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部

秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。


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