【MLB】大谷翔平のスプリットは「なぜ打たれないのか」 米地元紙が“魔球”のデータを分析

レイズ戦に先発したエンゼルス・大谷翔平(2021年5月5日)(C)Getty Images

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地アナハイムでのタンパベイ・レイズ戦に今季4度目の先発登板。6回途中1安打無失点で2勝目の権利を持って降板したが、1点リードの7回に3番手のジュニア・ゲラが逆転3ランを浴びたため、大谷の白星は消滅した。5日は日本人3投手が同日先発となったが、大谷のほか、菊池雄星(シアトル・マリナーズ)、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)も勝利を逃した。

惜しくも2勝目を逃したが大谷だが、米地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」はこの日も効果的であったスプリットに着目。「大谷翔平のスプリッターはなぜ打たれないのか」という見出しで特集を掲載している。

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■筒香とメジャーで初めて対戦

「二刀流」ではなく、この日は投手専念となった大谷。立ち上がりは、制球に苦しんだ。1回、先頭のローに対してストレートの四球を与えた。続く2、3番は抑えたものの、4番ウェンドルに再び四球を与えてしまう。2死一、二塁のピンチを招いたが、5番キーアマイヤーをスプリットで空振り三振に仕留め、何とか無失点で切り抜けた。

2回は、1死から筒香嘉智とメジャーで初対決。注目の攻防は、外角低めの96.4マイル(約155キロ)の直球で押し切り、左飛に打ち取った。その後、大谷は無失点ピッチングを続けたが、6回に連続四球を与えたところで降板。84球を投げ、1安打無失点7奪三振という好投を見せたが、後続が打たれ、チームは1-3で敗れた。

今季2勝目はお預けとなった大谷だが、2日(同3日)のマリナーズ戦で受けた死球の影響を感じさせない投球を披露し、三振の山を築いた。敵将・キャッシュ監督も試合後、大谷について「特別な才能を持っている。持ち球のクオリティは高く、どんな打線でも攻略するのに苦労するだろう」と称賛した。特に鋭く落ちるスプリットは、この日も有効で7奪三振のうち4つをスプリットで仕留めた。

■打とうとしても空振りかファウル

そのスプリットに関して、米地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」が5日、「大谷翔平のスプリッターはなぜ打たれないのか」という見出しで、特集記事を掲載。前回までの登板で、対戦バッターは大谷のスプリットを23回打ちにいったが、結果は空振りが17回、ファウルが5回、残りの1回は内野ゴロに終わったというデータを紹介した。

さらに、自身も現役時代スプリットを投じ、1996年にサイ・ヤング賞を受賞したジョン・スモルツ氏が大谷のスプリットを解説。「投げた時は、直球と同じスピードだが、スプリットはゾーンの真ん中から落ち、スピードも一気に落ちる」と、打者が大谷のスプリットを仕留め切れない理由を分析した。

以前、同僚のトラウトも「打者が2ストライクに追い込まれたあと、大谷のスプリットを打つのは不可能に見える」と話した通り、メジャーの中でも無双状態となっている“魔球”スプリット。チームは4連敗で地区最下位に転落したが、投打の柱となっている「二刀流」の存在感は増すばかりだ。

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文・SPREAD編集部


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