16日に東京競馬場で第16回ヴィクトリアマイル(GI、芝1600m)が行われる。
昨年、安田記念、スプリンターズS、マイルCSを制し、マイル&スプリントGIの2階級制覇とマイルGI春秋連覇を果たしたグランアレグリア(牡5、美浦・藤沢和雄厩舎)は大阪杯4着からの巻き返しを図る。今年の高松宮記念で初のスプリント戦に挑戦しクビ差2着のレシステンシア(牡4、栗東・松下武士厩舎)は再びマイルGIへ挑む。
GI馬の参戦はこの2頭のみだが、昨年の秋華賞2着で今年の阪神牝馬S2着のマジックキャッスル(牡4、栗東・国枝栄厩舎)、その阪神牝馬Sで重賞ウイナーの仲間入りを果たしたデゼル(牡4、栗東・友道康夫厩舎)など、新興勢力も多士済々。
過去10年のデータ傾向で気になる点は前走・高松宮記念組の不振。【1-0-2-12】で勝率・連対率ともに6.7%で、ノームコアが昨年3着、ストレイトガールは14年に3着、翌15年に優勝しているが、基本的には苦戦傾向にある。
また、脚質で見ると差しが【6-5-4-62】で優勢。逃げは【1-0-1-8】と不振で、ヴィクトリアマイルは後ろ有利の傾向にある。前走、高松宮記念から挑むレシステンシアは、1400m以上のレースではここまで逃げ・先行で結果を残してきた。同馬にはマイナスデータが降りかかる。
そのほか、過去10年のヴィクトリアマイルの傾向を紹介する。
◆【ヴィクトリアM/枠順】レシステンシア、マジックキャッスルの枠は過去10年で僅か1勝
目次
■ヴィクトリアM・過去10年データ傾向
前走・阪神牝馬Sが最多4勝

差しが過去6勝

4歳が5勝で連対率13.8%

6枠が3勝でトップ、1・4・5枠は勝率0%

1・5番人気が過去2勝、1番人気の連対率が50.0%

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文・SPREAD編集部