【MLB】「ハイチュウがコミュニケーションのカギ」澤村拓一、好投の陰に日本のキャンディ

レッドソックス・澤村拓一 (C)Getty Images

ボストン・レッドソックス澤村拓一投手が13日(日本時間14日)、オークランド・アスレチックス戦の試合前に会見し、日米の記者の質問に答えた。会見の時点で14試合に登板、16回3分の1を投げて1勝0敗、0セーブ、防御率3.31、21奪三振5四球という成績を残している。

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■高めストレートが効果を発揮

開幕から1カ月半。澤村は様々な経験を力に変えている。スプリットが安定し、高めのストレートとのコンビネーションが効果を発揮し始め、三振奪取も増えてきた。高めのボールを使うのは、メジャーの打者と対戦し、彼らが低めに強いことを実感したからだ。

「メジャーの打者は、低めの速球を打ち返すのが得意だと思う。彼らはリーチが長いので、低めをハードヒットできる。打たれた瞬間、ホームランを覚悟することがある」

日本では基本的に低めに投げてきたが、メジャーではそれ一辺倒では通用しないため、高低の変化を使うことで活路を見出したようだ。アレックス・コーラ監督も9日の会見で、「メジャーのレベルになると、ストライクゾーンの低めというのは狙い目で、良いスイングをされてしまう」と話し、澤村にもっと高めのゾーンを狙うようアドバイスを送っていた。

■厳しい場面を任されるのは「意気に感じる」

また、指揮官からの信頼が高まるにつれ、緊迫した場面での起用が増えてきたことに関しては、男気に溢れる澤村らしい答えをしている。

「そういう場面で登板を求められれば光栄に感じる。意気に感じて投げるタイプなので。行けと言われた所で行くのが私の仕事。アレックス・コーラ監督から厳しい場面でボールを渡されれば、それはモチベーションになる」

チームメートとの関係性についても話が及んだが、その内容を球団公式サイトは、「ハイチュウが文化のギャップを埋める」との見出しで、報じた。

「語学は明らかに私にとって問題だけど、英語が分からなくても会話の輪に入ったり、たくさんの質問をするようにしている。そうすることで、少し溶け込めるようになったと思う。最近はハイチュウが人気なので、買って、クラブハウスやベンチ、ブルペンに置くようにしている。絶大な人気ですよ。ぷっちょもです。ハイチュウはコミュニケーションのカギです」

球団公式サイトは、ハイチュウが日本製のフルーツキャンディであると説明し、先駆けはレッドソックスに在籍していた田澤純一が持ち込んだものだと紹介。そして、「澤村がハイチュウをボストンに連れ戻した」とまとめた。

ヘルナンデスやオッタビーノらの中継ぎ陣にやや不安が残り、クローザーのバーンズにつなげるのに苦労している印象のあるレッドソックス。澤村にかかる期待は、今後さらに大きなものになりそうだ。

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文・SPREAD編集部


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