【ゴルフ】吹くかアマチュア旋風 松山英樹の後輩、21歳・杉原大河が首位浮上

(C)Getty Images

国内男子ゴルフツアー、ダイヤモンド・カップの第2日が14日、神奈川・相模原GC(7298ヤード、パー72)で行われ、アマチュアの杉原大河(21歳・東北福祉大4年)が、7バーディー、ノーボギーの65で回り、通算8アンダーの136で首位タイに浮上した。

◆東北福祉大では杉原の2学年上、片岡尚之がプロ4戦目での初優勝で披露した「戦略」と「メンタル」

■「大河」はタイガー・ウッズから

アマチュア旋風が吹き荒れそうな予感だ。13日の第1ラウンドは、杉原と同じくナショナルチームのメンバーでもある杉浦悠太(19歳・日大2年)が首位タイに立った。年下の活躍に刺激されたのか、この日の杉原は滑り出しから好調。開始の10番でバーディー発進すると、続く11番も連続バーディー。13番(パー4)では、林の中からの第2打をピン横1メートルにつけて、3つ目のバーディーを奪取。後半に入っても6、7番で連続バーディーを決めるなどボギーなしの「65」でフィニッシュした。

名前の「大河」は「たいが」と読む。JGTO公式サイトで、杉原は「たぶん、お父さんが……」と答えているように、予想通りタイガー・ウッズから命名したことは間違いないだろう。そして、この日の杉原はトップスが赤、パンツが黒というウッズの勝負服スタイルでプレーし、本家タイガー・チャージばりのスコアメークを見せた。

ラウンド後のインタビューで「今日はパターが一番良かった。微妙な距離が全部入ってくれた」と本人が振り返ったように、この日の杉原はティーショットの調子が悪かったものの、アイアンでリカバリーし、正確なパットでまとめた。

■躍進するOB勢に続けるか

マスターズ制覇の松山英樹らを輩出した東北福祉大の4年生となり、今年は副キャプテンにも就任した。東北福祉大を進学先に選んだ理由として、「アプローチの練習場など施設が整っている」と環境の良さを挙げていたが、この日も日々の練習で鍛えあげたであろうアプローチが冴えた。

今大会に優勝すれば、全英オープンへの出場権を獲得できる。本人は「優勝って言っちゃっていいのか分からないんですけど……」と遠慮がちに切り出しながらも、「せっかくチャンスが巡ってきたので、目指せるところまで目指したい」と、決勝ラウンドへ向けて抱負を語った。

逃げるアマ、追うプロという構図になったが、近年はアマチュア選手の技術や意識も高く、十分に戦えるレベルにある。女子ツアーを見ても分かる通り、20歳前後の選手の活躍は目覚ましく、アマといえど「優勝」という言葉を口にしても、そこには現実味が漂う。

今年の男子ツアーはこれまで、大学の1年上にあたる金谷拓実が初戦の「東建ホームメイトカップ」を制し、2学年上でこの日同組で回った片岡尚之も先週の「プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品」で優勝した。さらに大先輩の岩田寛も「中日クラウンズ」で勝っている。ツアー4戦のうち、東北福祉大出身者が3勝を占めていることになる。OB勢の勢いに続けるか、杉原のプレーに注目だ。

◆23歳・片岡尚之、キャディー付けずにプロ4戦目で初優勝した新星の「戦略」と「メンタル」

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文・SPREAD編集部


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