【安田記念/追い切りジャッジ】グランアレグリア「A」評価も、動きからみた「2つの不安要素」とは

■グランアレグリア

【中間調整】前走は牝馬限定のGI・ヴィクトリアマイル。2走前の大阪杯4着敗北の影響が少なからず残っていたようだが、貫禄の4馬身差Vを果たしGIを通算5勝とした。その後、連覇の懸かる安田記念へ在厩で調整。5月26日と27日に坂路15-15で体をほぐしてやり、28日の坂路14-14で気持ちを乗せてやる慎重な調整過程で来ている。30日は坂路14-14をこなし、20分後に坂路4F55秒3-1F13秒2(馬なり)とまずまずの動きを見せた。

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【最終追い切り】杉原騎手を背に美浦坂路で単走・馬なり。外先行の2頭を目標にスタート。折り合い、リズム重視の内容で無理に捕まえに行かず、結局最後まで届かずの遅れ入線だった。藤沢和師の指示は「追いついても追いつかなくてもいい」というもので、できれば追いついて欲しかったところだが、鞍上杉原騎手の判断でオーバーワークを避けた形だろう。ウッドコースではなく久々に坂路の最終追いとなったが、今年2戦消化し、前走から中2週と考えれば致し方なしか。過去坂路で最終追いを行ったときでも崩れておらず、そこまで大きな問題ではない。

【見解】中間は中2週という間隔の短さ、そして爪不安もあり攻めた調整はできていない。現状維持に徹した感はあるが、稀代のスーパーホースなだけで現状維持なら十分だろう。脚腰に負荷の掛かるウッド追いはこの中間ないものの、坂路での本数はしっかり確保。体調面でいい状態をできているようだ。しなやかな伸び脚は前回同様で、馬体減りもない。高いレベルで好調維持か。

総合評価「A」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


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