「Yogibo presents RIZIN.28」が13日、東京ドームで開催される。
東京ドームでの総合格闘技イベント実施は18年ぶり。当初の5月13日開催予定から、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けての延期となったが、好カードが揃った充実のラインナップとなっている。
朝倉海が参戦する「バンタム級トーナメント」や、トフィック・ムサエフ vs. ホベルト・サトシ・ソウザによるライト級タイトルマッチに加えて、斎藤裕、朝倉未来、クレベル・コイケ、弥益ドミネーター聡志、シビサイ頌真、スダリオ剛らが参戦する。
「RIZIN.28」の対戦カード、試合順、中継・LIVE配信情報は以下の通り。
▼全10試合・対戦カード詳細
◆第1試合~第3試合(弥益ドミネーター聡志、シビサイ頌真、スダリオ剛、斎藤裕 etc.)
◆第4試合~第7試合(バンタム級トーナメント/元谷友貴、扇久保博正、石渡伸太郎、朝倉海 etc.)
◆第8試合~第10試合(トフィック・ムサエフ、ホベルト・サトシ・ソウザ、那須川天心、朝倉未来 etc.)
▼試合結果・現地レポート
◆【朝倉未来 vs. クレベル・コイケ】朝倉未来「今後は一度考える、引退も含めて」、クレベル・コイケに屈辱の失神KO
◆【朝倉海 vs. 渡部修斗】朝倉海「強くなって帰ってきた」、“鬼神”のごとく打撃ラッシュで1R3分22秒TKO圧勝
◆【那須川天心 vs. 3人スペシャルマッチ】ミスターXは所英男 “ボクシング”テクで2R・HIROYAからダウン奪う
◆【トフィック・ムサエフ vs. ホベルト・サトシ・ソウザ】初代ライト級王者はサトシ「RIZINのベルト、日本に戻したよ!」
◆【斎藤裕 vs. ヴガール・ケラモフ】朝倉未来を倒した男・斎藤裕、流血もフェザー級王者の底力で判定勝ち
◆【シビサイ頌真 vs. スダリオ剛】シビサイ頌真、終始ペースを乱さず万全の一本勝ち スダリオ剛は悔しい初黒星
第1試合
スペシャルワンマッチ
弥益ドミネーター聡志 vs. “ブラックパンサー”ベイノア
RIZIN MMAルール:5分 3R(73.0kg)※肘あり
◆試合結果
勝利:弥益ドミネーター聡志(判定 2-1)
終始打撃で攻め続けた“ブラックパンサー”ベイノアだが、要所で有効打を打ち込み3ラウンド終了間際に腕を取りにいった弥益ドミネーター聡志。判定は際どく、2-1のスプリットで弥益ドミネーター聡志が勝利した。ブラックパンサー”ベイノアは故意にロープを掴んだ反則による減点の影響もあったか。
第2試合
スペシャルワンマッチ
シビサイ頌真 vs. スダリオ剛
RIZIN MMAルール:5分 3R(120.0kg)※肘あり
♦試合結果
勝利:シビサイ頌真(3R 、1分38秒 S タップアウト:リアネイキッドチョーク)
序盤からシビサイ頌真がローキックで攻める。途中、足を取りにいく場面もあったが、足腰の強いスダリオ剛が耐えた。両者スタミナ切れが見られ、一撃狙いもクリティカルヒットが出ず。迎えた3ラウンド。シビサイ頌真が遂にテイクダウンを奪い、これを逃さず最後はチョークで極めてタップアウト勝利。
第3試合
スペシャルワンマッチ
斎藤裕 vs. ヴガール・ケラモフ
RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)※肘あり
◆試合結果
勝利:斎藤裕(判定 2-1)
開始早々、斎藤裕のローキックに合わせ、ヴガール・ケラモフが足を取りテイクダウンを奪うなど、アグレッシブな試合展開。途中、打撃の応戦で斎藤が左目より流血し、試合が中断。2ラウンド、ケラモフが故意にロープを掴んだとしてイエローカードが出た。その後、ケラモフが再び足を奪ってテイクダウンを取り、極めにかかろうとするも、斎藤が巧みに逃げる。スタンドで斎藤の強烈なキックが入るもフィニッシュには至らず。3ラウンドもケラモフがテイクダウンを奪うが、やはり斎藤がリカバリーする。このあたりが斎藤のテクニック。残り1分25秒、再び流血がひどくなり、ドクターチェックが入った。残り1分、パウンドに持ち込もうとコーナーに追い込むケラモフ。最後に立ち上がり、両者打ち合いになったところでゴングが鳴った。判定の結果は2-1のスプリットで、斎藤裕が勝利。