西武・森友哉は2日と3日の巨人戦で2試合連続で猛打賞を記録するなど絶好調だ。6月の打率も.435とハイアベレージを記録。今週からメットライフドームで6連戦となっており、打率3割超えのホームでヒットを量産したいところ。
正捕手の一打でチームの浮上させたい。
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■交流戦打者も射程圏内
交流戦残り1週間の段階で交流戦首位打者争いが熾烈を極めている。打率4割以上が計7人。トップの打率.442のビシエドを追うのが、打率.432の森だ。チームに怪我やコロナ禍で離脱者が続出する中、交流戦10試合中9試合でヒットを放ち、そのうち3度のマルチ安打と2度の猛打賞をマークして37打数16安打。3本のアーチも放った。
この交流戦での活躍によって今季通算打率も.303とした森。今季の特徴は「対左投手」への強さだ。今季の左右投手別の成績を見ると、「対右」が打率.270(148打数40安打)に対して「対左」が打率.400(50打数20安打)を誇る。だが、「対右」が悪いわけではなく、今季の8本塁打はすべて右投手から放ったものである。
さらに過去の通算打率と左右別の打率を見ると、2017年が打率.339(対右打率.327、対左打率.391)、2018年が打率.275(対右打率.286、対左打率.227)、2019年が打率.329(対右打率.329、対左打率.331)、2020年が打率.251(対右打率.265、対左打率.218)となり、「対左投手」の打率が高いシーズンは、通算打率も3割2分を超える数字を残している。今季の「対左」4割は、今後のさらなる活躍を暗示するもの。DeNA、中日と対戦する今週、「森対左」の対決に注目したい。
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記事提供:ベースボール・タイムズ
データ提供:野球DB