セ・パ交流戦も残すところ6試合。優勝にも注目が集まるが、投打のタイトルにも目が離せない。中日・ビシエドは5日のオリックス戦で2本の本塁打を放つなど絶好調。打率.442で首位打者に。また、西武・森友哉は2日の巨人で3安打を放つなど6月の打率.435と調子を上げている。
ここでは交流戦の4割以上の打者7名について紹介する。
■ヤクルト・青木は最近6試合で打率.571もビジター6連戦がポイントか
中日・ビシエド
▼今季通算
率.308|打182|安56|本9|点31|振26
▼交流戦成績
率.442|打43|安19|本3|点7|振4
▼最近6試合
率.381|打21|安8|本2|点3|振0
交流戦首位打者をひた走る中日・ビシエド。最近6試合でも、打率.381と好調だ。特に5日のオリックス戦では、今季初のマルチホームランを記録。
交流戦首位タイにいるのもこの男の存在が大きいと言える。左右別の今季打率では、右投手を.310と得意にしている。
西武・森友哉
▼今季通算
率.303|打198|安60|本8|点21|振30
▼交流戦成績
率.432|打37|安16|本3|点5|振5
▼最近6試合
率.435|打23|安10|本2|点3|振5
1日と2日の巨人戦で2試合連続で猛打賞を記録し打率も上昇。交流戦10試合中、5試合で複数安打を記録するなど手が付けられない状態になっている。
今週はメットライフドームで6試合行うが、本拠地の打率.309と相性が良い。相手は交流戦首位タイのDeNAと中日。特に中日は交流戦で唯一、チーム防御率が2点台の2.94。逆転での首位打者になるためには、鉄壁の投手陣を打ち崩せるかがポイントになりそうだ。
ヤクルト・青木宣親
▼今季通算
率.276|打134|安37|本2|点22|振13
▼交流戦成績
率.432|打37|安16|本3|点11|振5
▼最近6試合
率.571|打21|安12|本2|点5|振4
燕の安打製造機は4試合連続で複数安打を放つなど最近4試合で15打数10安打と量産態勢に突入。打球方向を見ても広角に打てており、自慢のバットコントロールを披露している。
しかし、今季はビジターを苦手にしており、打率.193とイマイチの数字だ。8日から13日はビジターでの6連戦。先週の好調を維持できれば、逆転での交流戦首位打者も見えてくるだろう。