【ボクシング】井上尚弥に挑むダスマリナスは「楽勝な相手ではない」 海外メディアが警鐘を鳴らす理由とは

公式記者会見に臨んだ井上尚弥とマイケル・ダスマリナス(C)Getty Images

WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者・井上尚弥は19日(日本時間20日)、米ラスベガスでの防衛戦(WBA5度目、IBF3度目)を迎える。挑戦者はIBF同級1位のマイケル・ダスマリナス。4団体統一への意欲を公言する井上にとっては、盤石の戦いぶりで防衛を果たしたいところだ。

下馬評では「モンスター優位」の声も叫ばれているが、米放送局「ESPN」はダスマリナスの持ち味などを解説しながら、必ずしもワンサイドの試合展開にはならないと予想している。

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■ダスマリナスはこれまで30勝、20KO

通算20戦全勝(17KO)、モンスターの異名通り確固たる評価を集めている井上にとって、2度目となる“聖地”ラスベガスでの防衛戦。昨年のジェイソン・マロニー戦は無観客での実施であったが、今回は観衆のもとでの一戦となる。

一方でフィリピン出身のダスマリナスは30勝(20KO)2敗、170センチの身長を誇る長身サウスポーだ。過去には来日し井上拓真のスパーリングパートナーとして大橋ジムのリングにも上がっている。

現状、大方の予想は井上優勢となっている。海外大手ブックメーカー「bet365」も、井上勝利に「1.04倍」、ダスマリナス勝利に「11.00倍」のオッズ設定をしており、井上の勝利が順当としている。

■「楽勝な相手とは全く思えない」

しかし、「ESPN」ではダスマリナスにも高い評価を与えている。豊富な経験を持ち合わせ、温厚な気質でありながらもリング上では闘争本能をむき出しにする「ビースト」であると評した。

また、ダスマリナスの持ち味としてボディへのパンチや左のオーバーハンドに注目しており「ファンタスティックなボディパンチャーであり、様々なリズムや動きをミックスできる。(過去を)振り返れば振り返るほど、ダスマリナスは脅威であり、楽勝な相手とは全く思えない」と警鐘を鳴らした。

ダスマリナスが競った展開に持ち込むための要素としては、ディフェンスの重要性が指摘されており、ほころびを見せてしまうと大きな代償を払うと予想されている。

■予想される強打の応酬、勝負の行方は……

ダスマリナスは決して侮れない存在であると「ESPN」は位置づけているが、それでも最終的にはモンスターの勝利に落ち着くという結論を導いた。

「イノウエはプレッシャーをかけながら前へ出ていく。ダスマリナスも向かっていくだろうし、身長やリーチでは優位。強打の応酬となるだろうが、最後にはイノウエが中盤にダスマリナスの『穴』を突き、圧巻のKOで試合を決める」

悲願の4団体統一に向けて、井上が順当に防衛を果たすか。それとも、ダスマリナスの“意地”が試合を予想外の展開に持ち込むこむか。注目の一戦は目前に迫っている。

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文・SPREAD編集部


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