第100回全国高校野球選手権は8月6日に大会2日目が行われている。
出場校は全国の頂点を競うライバルだが、同時にひとつの試合を作り上げる共演者であり仲間でもある。
そうした姿が、第3試合の北照(南北海道)対沖学園(南福岡)戦でも見られた。
沖学園の助け合いの精神に感動の声
この試合で九回表に沖学園の吉村脩希選手が放った飛球を追いかけていた北照の左翼・岡崎翔太が、左足を痛め外野の芝生に倒れ込むアクシデントがあった。岡崎選手は足がつったのか味方選手の手を借りてストレッチする。
この場面で左翼の守備位置に近い三塁側ベンチから、沖学園の選手がドリンクの入ったコップを持って駆けつけ北照の選手に手渡した。ドリンクは岡崎選手に渡り飲み干される。
運動中に足がつる原因はいくつか考えられるが、体内の水分や電解質が失われることで起こる脱水症状もそのひとつ。炎天下の甲子園で試合を行うなかで症状が出たのかも知れない。
助け合いの精神を見せた沖学園に高校野球ファンからも感動の声が寄せられていた。
- 「北照の選手が足を負傷して、沖学園の選手が敵味方関係なく水を届ける姿めちゃかっこいい!!!」
- 「監督の指示かわからないけど、すぐに行動できるのには関心しました。暑さにも怪我にも気をつけてみんな頑張れ!」
- 「相手のチームなのにも関わらず水をベンチから持ってきてくれた沖学園の選手、沖学園のベンチの対応が本当に素晴らしい。ライバルであろうが相手が困ってたら助け合う。見習わなきゃ」
試合は4-2で沖学園が勝利して2回戦進出を決めている。
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