【MLB】大谷翔平、夢の60発達成へのカギは「トラウタニ」再結成 待たれる現役最強打者の復帰

エンゼルス・大谷翔平 (C)Getty Images

18日(日本時間19日)、ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平投手が本拠地で行なわれたシアトル・マリナーズ戦に「2番DH」で先発出場し、第5打席に34号2ランを放った。後半戦に入り5打席連続三振を喫するなど調子を落としていたが、初の本塁打が出たことで再び量産態勢に入ることが期待される。本塁打王獲得へ、夢の60本到達へ、再加速に求められるカギを探った。

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■メジャー史上60本以上打ったのは5人だけ

オールスターまでの前半戦、大谷は両リーグで断トツの33本塁打をマーク。年間60本ペースという量産態勢で折り返した。

メジャー史上、シーズン60本塁打以上放ったのは5人(ベーブ・ルース、ロジャー・マリス、サミー・ソーサ、マーク・マグワイア、バリー・ボンズ)しかいない。しかし、ソーサ、マグワイア、ボンズが60本以上の本塁打を打ち、活躍した1990年代後半から2000年代前半までは筋肉増強剤(ステロイド)の使用が黙認され、規制がなかった(このため、この3人は偉大な記録を残しながら野球殿堂入りが果たせていない)。そう考えると、真に60本以上をマークしたのは、ルースとマリスの2人しかいないことになる。

シーズン60本以上打つのがいかに至難の業か、この歴史的事実からも分かるが、偉業達成へのヒントも残されている。ルースとマリスに共通するのは、良き相棒の存在だ。当時、ニューヨーク・ヤンキースで主に3番を打っていたルースの後ろには、「鉄人」ルー・ゲーリッグが控えていた。ルースが60本打った1927年には4番のゲーリックも47発放っており、文字通り最強コンビを形成していた。同じくヤンキースで3番を務めたマリスが61本の本塁打を放った1961年、このシーズンは4番に座った「史上最強のスイッチヒッター」ミッキー・マントルも54本打っており、2人そろって60本に達しようかという勢いだった。

ルースを避けてもゲーリックがいる、マリスを避けてもマントルがいる。相手からすれば、敬遠策を講じることが難しく、ルースやマリスとの勝負を選択せざるを得なくなり、結果的に打席が増えた2人は本塁打数も伸ばしたのだ。

■トラウト、7月中の戦列復帰が濃厚

そう考えると、大谷が60本ペースを維持するためには、ルースらと同様に強力な相棒の存在が必要になる。大谷がこのまま2番を打つと仮定すれば、3番は誰が適任か。論をまたず、現役最強マイク・トラウトだろう。負傷で離脱していたが、7月中に復帰できそうなのは大谷にとっても間違いなく朗報だ。

大谷は開幕38試合でわずか8四球だったが、5月18日にトラウトが離脱してからは46試合で30四球(5敬遠)と急増。もちろん、前半戦はこの四球攻めを克服し、本塁打を量産したが、いつまた四球禍に陥るか分からない。今後はトラウトの復帰によって歩かされるケースを減らし、少しでも打数を増やすことが、疲労回復などとともに60発到達へのカギになりそうだ。

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文・SPREAD編集部


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