【甲子園】近江と智弁和歌山の“魔曲”対決…ファイヤーボールとジョックロックが試合を盛り上げる

第100回全国高校野球選手権は8月7日に大会3日目が行われた。

第2試合では滋賀の近江と和歌山の智弁和歌山が対戦し7-3で近江が勝利した。

この試合は両チームのチャンステーマにも試合前から注目が集まり、ブラスバンド部の演奏が始まるとSNSも大盛り上がりを見せた。

智弁和歌山の魔曲『ジョックロック』がツイッタートレンド入り

選手だけではなく応援団も一体となって戦う甲子園では、試合を盛り上げ得点シーンを生む“魔曲”と呼ばれる曲がある。

そのなかでも特に有名なのが智弁和歌山の『ジョックロック』だ。智弁和歌山が2度目の夏制覇を達成した2000年の大会、準々決勝の柳川戦で智弁和歌山は4点差の八回に2本のホームランで追いつき延長十一回にサヨナラ勝ちしたが、いずれもアルプススタンドからは『ジョックロック』が鳴り響いていた。

その後も応援団が『ジョックロック』を演奏すると智弁和歌山にビッグイニングが生まれる試合が続き、特に終盤の逆転劇を呼び込むことから甲子園の魔物を召喚する“魔曲”として高校野球ファンに知られるようになった。

近江との試合でも得点チャンスで『ジョックロック』が流れるとSNSが沸き立つ。ツイッターでは『ジョックロック』がトレンド入りする盛り上がりを見せた。

ラップで応援!近江のチャンステーマ『ファイヤーボール』は流行の兆し

智弁和歌山伝統の『ジョックロック』に対して、近江は洋楽を取り入れる大胆な曲構成で今大会に臨んでいる。

野球の応援曲といえば『ルパン三世』や『宇宙戦艦ヤマト』など昔のアニソンに、『狙い打ち』や『サウスポー』などの懐メロが主流だ。

最近ではドラマ『あまちゃん』のオープニング曲や大塚愛さんの『さくらんぼ』なども使われているが、依然として高校野球の応援は現在の高校生が生まれる前の曲が大半を占めている。

そうした曲を使う利点は幅広い年代の人がすでに知っていて、説明せずとも全員がノレることだ。一方で定番曲であるため他校の応援と差別化が図りづらく、自分たちの特色を出しづらい。

以前は近江も定番曲を多く演奏していたが2018年のセンバツ大会でラインナップを一新した。洋楽を取り入れランナーが二塁に進んだときのチャンステーマには、ピットブルの『Fireball』を採用した。

このチャンステーマでは原曲のラップ部分を利用し、スタンドの野球部員と生徒や一般客が掛け合いを演じる。

今日の主役はどこですか 近江高校
チャンスをつかむのはどこですか 近江高校
勝負に勝つのはどこですか 近江高校
優勝するのはどこですか 近江高校

野球部員が「~はどこですか」と問いかけることによりコール&レスポンスが起き、よりスタンド全体を巻き込んだ一体感ある応援を演出する。

新しい応援を取り入れる一方で、ランナーが三塁に進んだときは『近江マーチ』が流れるなど、これまでの伝統にも敬意を忘れない。

智弁和歌山との試合では2点ビハインドの四回に『ファイヤーボール』が流れると、軽快なリズムに乗って北村恵吾選手の同点2ランが飛び出し、新たな魔曲誕生を予感させた。

春のセンバツで近江と対戦した星陵も今大会の開幕戦で『ファイヤーボール』を応援に採用しており、ノリの良さやラップパートありという現代的なセンスから他校にも広まっていくかも知れない。

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