【東京五輪/野球】OPラウンド突破のキーマンは村上宗隆 データから見るデーゲームでの相性の良さ

侍ジャパン・村上宗隆 (C)Getty Images

2年連続最下位から前半戦終了時点で3位と、健闘を見せているヤクルト。その原動力となっているのが、野球日本代表「侍ジャパン」の山田哲人、最年少での代表選出となった村上宗隆の存在だ。

特に高卒4年目の村上はセ・リーグの本塁打部門で26本の2位、打点部門では61点の3位の活躍で、初めて侍ジャパンのユニフォームに袖を通すことになった。代表メンバーでサードを本職としているのが村上のみで、悲願の金メダルを獲得するためには、活躍が必須となりそうだ。

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■球団最年少記録を更新し続けた新人

九州学院高では通算52本塁打をマークしたが、同年代の清宮幸太郎(早実高、日本ハム)や安田尚憲(履正社、ロッテ)の影に隠れた存在で、ドラフトでは清宮を外したヤクルト、巨人、楽天の3球団が競合した“外れ1位”での入団だった。

1年目からイースタンリーグで月間MVPに輝く活躍で、9月には一軍初昇格した広島戦で高卒新人史上7人目となるプロ初打席初本塁打を記録した。プロ2年目の2019年には、球団の最年少記録を更新する19歳1ヶ月で開幕スタメンを果たしてレギュラーに定着し、サヨナラ本塁打の最年少記録や高卒2年目の最多打点、本塁打、さらには三振数など、数々の記録を塗り替え(本塁打は歴代タイ記録)、36本塁打、96打点でリーグ新人王に輝いた。

全120試合で4番を任された2020年も球団最年少での月間MVPや球団の月間打点記録を更新するなど、打率.307、28本塁打、86打点の活躍で、自身初タイトルとなる最高出塁率を獲得した。

■チーム最年少にしてリーダーの風格

今季も本塁打、打点部門でタイトル争いを演じる強打は、出塁率と長打率を足し合わせたOPS(今季が.954、昨季は1.012)も高く、侍でも4番候補に名前が挙がる。気がかりなのは打率(前半戦終了時点で.258)の低さぐらいだが、今季の数字で注目したいのが、ナイトゲームの打率.234に対して、デーゲームでは打率.311の好成績を残していることで、いずれも12時プレイボールとなっているグループリーグの2試合(7/28ドミニカ共和国戦、7/31メキシコ戦)での活躍が期待できそうだ。

また、打撃以外で注目したいのが50メートル走6秒台前半という俊足で、昨季は11盗塁をマークしており、今季もリーグ8位の8盗塁で成功率も61.5%と悪くない数字だ。まだ21歳の若さでチームでは最年少に近い存在だが、堂々とした態度に、試合中のベンチでは常に大きな声でナインを鼓舞する姿は、チームリーダーの風格さえ漂う。

侍ジャパンでも平良海馬(西武)と並んで最年少、唯一の2000年代生まれである“肥後のベーブルース”に、東京の大舞台で大暴れの予感が漂う。

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記事提供:ベースボール・タイムズ
データ提供:野球DB


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