【MLB】大谷翔平のタイトル争いに影を落とす“誤審禍” SNSでは球審に引退勧告も

エンゼルス・大谷翔平 (C)Getty Images

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、敵地でのテキサス・レンジャーズ戦に「2番DH」で先発出場し、4打数無安打に終わった。2試合連続の無安打で、打率は.272に降下。チームは1-4で敗れ、借金2となった。

大谷にとっては厳しいストライク判定が告げられる場面もあり、現地放送局やSNSでは辛辣なコメントも飛び交った。

◆【実際の画像】大谷は自信を持って一塁へ向かうもまさかの「ストライク」? “誤審”の声も出た疑惑の判定を動画と図表で振り返る

■疑惑の判定は「見せしめ」

もう“誤審疑惑”ではなく“誤審”と断言しても差し支えないだろう。初回1死走者なしで迎えた大谷の第1打席。3ボール1ストライクからの5球目を見極め、四球を確信。一塁に歩き出そうとすると、ジョー・ウエスト球審が告げたのはストライクの判定。気持ちを切り替えて打席に入った大谷だったが、結局遊直に倒れた。

この判定について、米放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」で解説を務めたマーク・グビザ氏は「明らかなボール球」と主張。SNS上でも68歳のウエスト球審に対して、「もう引退したほうがいい」「球審をAIに代えろ」など辛辣なコメントが飛び交った。

たびたび繰り返され、物議を醸してきた大谷に対する疑惑の判定。打席だけではなく、6月には1試合で2度のボークを宣告されるなど、投打で首を傾げる判定が続いている。審判がコールする前に自分で判断し、アクションを起こすことへの「見せしめ」だろうが、明らかなボールをストライクと判定されれば、選球眼に狂いが生じ、打撃を乱すことも十分あり得ること。タイトルレースが熾烈を極めていく今後、審判が敵に回らないよう祈るばかりだ。

■チームは若手起用にシフト

一方、借金2となったエンゼルスはチームとしての正念場を迎えている。ここ5試合でわずか5得点。打線は湿りっぱなしで、ポストシーズンの展望も暗い。米紙「ロサンゼルス・タイムズ」は記事の中で、「エンゼルスはまだ勝つためにプレーしているかもしれないが、来年に向けたプレーもスタートさせている」と論評。この試合では23歳のクリス・ロドリゲスが初先発に挑み、前日はリード・デトマーズがメジャー初登板を果たした。そのほか、トッププロスペクトのジョー・アデル外野手やブランドン・マーシュ外野手、リリーフのオースティン・ウォーレン投手ら若手が招集され、起用され始めている。

同紙によれば、マドン監督は若手起用が白旗を振ることを意味しない点に触れたとのことだが、同時に「ここからの2カ月間でチームの持っている戦力をしっかり評価しないと、オフシーズンや来年に向けたビジョンが見えない」と話すなど、視線はすでに来シーズンのチーム作りに向かっていることをうかがわせた。

トラウト、レンドン、ウォルシュら主力を欠いた中で、早くも秋風が吹き始めたエンゼルス。若手起用に舵を切ったことで、今まで以上に相手のマークが大谷に集中しそうだが、それが個人タイトル争いにどんな影響をもたらすのか、疑惑の判定と同様、こちらも注視が必要となりそうだ。

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文・SPREAD編集部


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