【キーンランドC/追い切りジャッジ】メイケイエールに文句なし「S」評価  落ち着き十分で「精神面が大きく成長した」

■メイケイエール

【中間調整】重賞3勝、阪神JFでは4着という実績から3番人気に支持された前走・桜花賞だったが、出遅れて序盤は後方。道中で“制御不能”となり3角過ぎにハナへ立ったが、さすがに息が保たず最下位18着に沈んでしまった。その後オークス、NHKマイルCなどには向かわず放牧でじっくり立て直しに専念。気性的に能力全開となりそうな条件を求め、スプリント戦へ矛先を向けてきた。

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勝利経験のある小倉参戦プランも考えられたようだが、滞在で落ち着いて臨めるほうが、よりこの馬のためと判断され放牧先から札幌入り。キーンランドCで失地回復すべく、順調な調整が続いている。8月7日に札幌ダートコースで落ち着いて15-15をマークすると、11日は芝コースで14-14と陣営が意図した通りのペースでメニューを消化。19日に平地調教再審査を兼ねた1週前追いを武豊騎手を背にダートコース単走で行ったが、落ち着き払って柔軟な脚捌きを披露した。もちろん再審査は合格。予定通りキーンランドCに駒を進めることとなった。

【最終追い切り】牧場で身体面の鍛錬はほぼ完了していたようで、札幌芝コースで行われた最終追いも単走・馬なりで4Fからという軽めの内容。序盤はゆったり入ったが力むことなく、ジワッと回転数を上げると直線に向いてさらに滑らかな加速を見せた。

【見解】最終追いは時計こそそこそこながら、気迫は十分。走ることへのモチベーションは相当高そうだが、それを暴発させることなくメリハリの効いた走りができていたあたりはリフレッシュ期間で精神面が大きく成長したのだろう。もちろんレースに出てどうかはまだ未知数ながら、ここまでの気配は文句なし。

総合評価「S」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


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