阪神・近本光司は、26日のDeNA戦から29日の広島戦で4試合連続の複数安打を記録するなどヒットを量産している。チームは27日から行われた広島戦で同一カード3連敗を喫するなど首位陥落。打線も低調なだけに、先頭打者の一打でチームを復調させたい。
◆【今週の注目打者】西武・森友哉は8月の打率.487 OPSも驚異の1.156
■8月の打率.397と絶好調
最下位の広島に3連敗を喫し、勝率差で3位。4月3日以来、148日ぶりの首位陥落となった阪神だが、その中で奮闘しているのがプロ3年目の近本だ。今季は開幕から不動の「1番・センター」として出場を続け、4月を打率.222で終えるも5月に入って調子を上げて6月末には打率3割到達。7月にやや数字を下げて前半戦を終えたが、8月の後半戦開幕から6試合連続ヒット。3連敗した広島3連戦でも、個人としては3試合連続マルチ安打を放った。
これで8月は15試合で58打数23安打の打率.397と月間打率4割目前の近本。先週1週間は6試合で24打数12安打の打率5割を叩き出し、2盗塁を決めて今季通算盗塁数も20に乗せた。出塁率に加えて、長打率も今季最高を推移している。
他のチームメイトを見ると、この8月は佐藤輝明(打率.226)、大山悠輔(打率.200)、糸原健斗(打率.205)、梅野隆太郎(打率.209)と軒並み低打率。中日、巨人を相手に甲子園での6連戦に向かう今週。近本のバットから猛虎打線に再び火を付けることができるか。リードオフマンとしての働きが期待される。
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記事提供:ベースボール・タイムズ
データ提供:野球DB