【2歳番付/西の牡馬編】衝撃の末脚で「ディープインパクト再来」か 大器キラーアビリティに最高評価

夏競馬でソダシやヨカヨカ、レイハリアが活躍し、スプリント路線から中距離路線までの「勢力図」を塗り替えつつある現3歳世代。そんな「黄金世代」に負けず劣らずの将来性を秘めた2歳馬たちが続々とデビューし、早くも来春のクラシック候補と呼べる素質馬も勝ち上がってきた。2歳重賞も本格化してきた今、各馬の実力を分析することは馬券攻略のヒントにもなる。

今回は9月5日開催時点の「2歳番付・西の牡馬編」を発表。8月28日の2歳未勝利戦(小倉芝2000m)でディープインパクトを彷彿とさせるような末脚で2着馬に7馬身差の圧勝と話題になったキラーアビリティをはじめ、全7頭をピックアップする。

◆【2歳番付/西の牝馬編】暮れの2歳GIは牝馬が「総なめ」か 今年も西に大器が勢ぞろい

■素質馬が順当に勝ち上がり早くも重賞ウィナーが誕生

キラーアビリティ

★★★★★
牡 (栗)斉藤崇史
父:ディープインパクト 母:キラーグレイシス
短評:6月27日メイクデビュー阪神(芝1800m)に出走。初戦こそ折り合いを欠くなど若さをみせてレッドベルアームに屈してしまったが、続く2戦目の2歳未勝利(小倉芝2000m)で従来の2歳コースレコードを1.7秒も更新する1分59秒5という驚愕のタイムに加え、ラスト1F10秒8を計測する衝撃の末脚を発揮し、一気に番付首位に名乗り出た。鞍上がなだめるとすぐ折り合うあたりに競馬センスの高さも窺え、来春以降の飛躍に大きな期待がかかる一頭。

ダノンスコーピオン

★★★★☆
牡 (栗)安田隆行
父:ロードカナロア 母:レキシールー
短評:6月20日メイクデビュー阪神(芝1600m)に出走。道中は7頭立ての5番手と比較的後方に構えて折り合い、直線に入り前を行くルージュラテール、コナブラックを上がり最速となる34秒0の末脚で一気にかわしさった。その後2、3着馬が次戦の2歳未勝利で勝利を収めているあたりにレベルの高さも窺えるだけに、早ければ暮れの2歳GIで活躍しそうな一頭だけに注目したい。

レッドベルアーム

★★★★☆
牡 (栗)藤原英昭
父:ハーツクライ 母:レッドファンタジア
短評:6月27日メイクデビュー阪神(芝1800m)に出走。道中は掛かることなく鞍上の意のまま内に構え、直線は外に持ち出し上がり最速の末脚で差し切った。少しストライドが大きいため、タフな馬場や坂のある競馬場がいかにも合いそう。血統的に早期で活躍する馬が多く、馬体や走法からも、レッドベルオーブ(デイリー杯2歳S1着、朝日杯フューチュリティステークス3着)のような成長曲線を描きそう。

フィデル

★★★★☆
牡 (栗)友道康夫
父:ハーツクライ 母:ラッキートゥビーミー
短評:7月4日メイクデビュー小倉(芝1800m)に出走。ダノンピーカブーらが出走する中、上がり最速の脚を繰り出して単勝1.1倍の支持に応え快勝した。近年、サリオスなどの晩成血統のハーツクライ産駒が早期で活躍している観点からも早期で活躍しそう。次走は野路菊Sあたりになりそうで、皐月賞あたりで注目したい一頭だ。

モンゴリアンキング

★★★★☆
牡 (栗)安田隆行
父:Kingman 母:Minorette
短評:8月14日メイクデビュー札幌(芝1500m)に出走。血統、ローテ、スピード能力、競馬センスの高さがシュネルマイスター(安田記念3着、NHKマイルC1着)と似ており、生粋のマイラーに成長しそうな一頭。距離も1400~2000m位がベストに感じる走法で、来年のNHKマイルCで注目したい一頭だ。

セリフォス

★★★☆☆
牡 (栗)中内田充正
父:ダイワメジャー 母:シーフロント
短評:6月12日メイクデビュー中京(芝1600m)に出走。番手で折り合い、直線ではふらつきながらも2着馬に1馬身差をつけ快勝した。次戦の新潟2歳Sでは最内枠からスムーズに進出し直線では内ラチを頼りにして上がり最速となる32秒8の末脚でアライバル、オルタエバーらを差し切った。ダイワメジャー産駒のアドマイヤマーズを彷彿とさせるような馬体、走法をしており今後はマイル路線で長く活躍してきそうな一頭。

リブースト

★★★☆☆
牡 (栗)佐々木晶三
父:ハービンジャー 母:ディオジェーヌ
短評:8月8日メイクデビュー新潟(芝2000m)に出走。ゲートの出が悪く、道中も追走に苦労する一面が見え直線に入っても前が詰まり進路を探しながら競馬を進めて、前が開くと一気にギアチェンジ。ここでは力が違ったような末脚で差し切り勝利を収めた。他馬を気にする場面も見られたように精神面に課題を残す一戦となったが、持っているスタミナ、馬力は世代屈指の能力を持っており、「ハービンジャー×ディープ」の血統からも中長距離で活躍が見込まれる。青葉賞あたりで注目したい一頭だ。

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文・SPREAD編集部


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