サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手は8日(日本時間9日)、本拠地ペトコ・パークでのロサンゼルス・エンゼルス戦に先発登板。6回3安打1失点、7奪三振の好投で今季8勝目を挙げた。パドレスは8-5で勝利し、貯金を9とした。
注目されていた大谷翔平との初対決は実現しなかったが、黒田博樹(元ドジャース、ヤンキース)と並び日本人歴代2位となる米通算79勝目をマーク。危なげない投球にジェイス・ティングラー監督も「これこそ我々が知るダルビッシュだ」と賛辞を送っている。
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■米アナリストは切れ味鋭い変化球に注目
ダルビッシュは初回、3者連続の見逃し三振を奪う完璧な立ち上がりを披露。2回には1死一、三塁のピンチを招いたが、右翼を守るフェルナンド・タティスJr.の好返球もあり無失点で切り抜けた。
2回裏に味方打線が8点を奪いリードした後も、ダルビッシュは大崩れせず好投。4回にはマチャドの失策で1点を失ったが、その後は連打を許さず6回を投げきり降板した。99球を投げストライクは64球、今季防御率は3.95となった。
ティングラー監督は試合後の会見でダルビッシュの投球内容を評価し、「とても良かった。中盤は球数が少しかさんだが、うまく切り抜けてくれたし5回、6回は力強かった。全球種が効果的だったが、これこそ我々が知るダルビッシュだ」と賛辞を送った。
また、米アナリストのロブ・フリードマン氏はダルビッシュの切れ味鋭い変化球に着目し、6回にウォルシュから三振を奪ったシーンの映像をTwitterに投稿。大きく変化したこの一球を「80マイルの厄介なスライダー」と紹介するも、試合後にはダルビッシュ本人がこの投稿に返信し、「ナックルカーブ」と“訂正”している。
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文・SPREAD編集部