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【ローズS/追い切りジャッジ】実績上位馬に「B」の辛口評価 動き上々も「まだ全体的に荒っぽい」

【ローズS/追い切りジャッジ】実績上位馬に「B」の辛口評価 動き上々も「まだ全体的に荒っぽい」

■タガノパッション

【中間調整】スイートピーS勝ち後、中2週の再東上戦だった前走・オークス。ややテンションの高さを感じさせるも鞍上・岩田康誠騎手がしっかり制御し、ラストはメンバー最速の末脚から4着に入線した。デビュー4戦目でこのパフォーマンスを繰り出せたあたり、素材は相当と言える。春の強行軍で疲れはそれなりに溜まっていたようだが、宇治田原優駿ステーブルでの丹念なケアが奏功し、しっかり回復。8月20日に栗東へ戻り、22日の初時計で坂路15-15をマーク。以降の調整では体の成長とともに、ある程度リラックスして走れる精神面の進境も感じさせている。1週前追いでは岩田康騎手が跨り、CW単走。活気十分の姿を見せた。

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【最終追い切り】今週も岩田康騎手が騎乗し、栗東CW単走。前半やや力みがあり、口向きの悪さも見せるが、この馬なりの活気で許容範囲だろう。鞍上がしっかり制御して直線に入ると、見せムチでゴーサイン。ゴール手前でもステッキが入る懸命な叱咤にしっかり応え、単走とすればまずまずの伸びを見せた。

【見解】落ち着きに一応の進境は感じさせるが、それでもまだ全体的に荒っぽいのは器の大きさゆえか。岩田康騎手があの手この手で、競馬を教え込んでいる感がある。最終追いで最後にビシビシ追ったのも“そんなもんじゃないだろ”という、鞍上なりのゲキだろう。まだ良化の余地はありそうだが、このひと追いで走れる態勢は整ったようだ。

総合評価「B」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

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