【ゴルフ/パナソニックOP】大ベテランも虎視眈々…オーバー50の“シニア4人衆”は要注目

国内男子ツアーのパナソニックオープンが、9月23日~26日の日程で京都府・城陽カントリー倶楽部にて開催される。20~21年シーズンも後半戦に差しかかり、賞金王争いもここから激しい戦いが予想されるなか、本大会にはプロアマ合わせて120選手が出場する。

SPREAD編集部では、独自の視点から有力選手や注目選手をピックアップ。これまでの戦績や持ち味、スタッツなどのデータ面を掘り下げて紹介していく。今回は実績十分の“シニア4人衆”に着目したい。

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■手嶋多一がシニア→レギュラーの2週連続Vに挑む

20~21年シーズンにおける国内男子ツアーでの日本人優勝者は、中日クラウンズを制した岩田寛を除き、すべて20代の選手。若手の台頭はツアー活性化につながり喜ばしいことだが、“おじさん”たちもまだまだ老け込むわけにはいかないとばかりに、パナソニックオープンにもオーバー50のシニア選手、手嶋多一深堀圭一郎谷口徹藤田寛之の4名が出場する。

そのなかで、まず期待が高まるのが手嶋多一だ。直近では日本シニアオープンに出場し、大会レコードとなる19アンダーで初制覇。2位に8打差をつける圧勝劇でシニアツアー通算2勝目を飾り、その勢いに乗って今大会に乗り込む。

手嶋は01年に日本オープンも制しており、日本シニアオープン制覇で史上4人目となるナショナルオープン二冠を達成。シニア入り後もレギュラーツアーにはフル参戦を果たしており、今季は直近で8試合連続予選落ちと苦戦を強いられているが、久々に手にした優勝をきっかけにレギュラーツアーでの復活も期待がかかる。

今大会は城陽カントリー倶楽部で開催され、6967ヤード・パー72と、やや短めの距離。“飛ばし屋”ではなくとも勝負できる設定で、今季のドライビングディスタンスは「269.5ヤード」と、飛距離で勝負するタイプではない手嶋にとって、この舞台は歓迎材料だ。フェアウェイキープ率「61.37%」はツアー27位と、精度の高いショット力は健在で、グリーン周りの小技勝負に持ち込めれば熟練の技で充分太刀打ちできる。

レギュラーツアーでは15年以来優勝から遠ざかっているが、勢いに乗った今なら、シニア→レギュラーの2週連続Vがあっても不思議ではない。

■主催者推薦の深堀圭一郎は復調気配

レギュラーツアー通算8勝の深堀圭一郎も、ここにきて復調気配を見せている。40代以降は足やひじなどの故障で思うようなプレーができず、レギュラーでの優勝は36歳だった05年のANAオープンが最後。19年にシニア入り後は、早い段階から優勝を期待されていたものの、なかなか勝ち切るまでに至らなかった。

今季はパッティングが不調だったが、その課題を克服し、7月の日本プロゴルフ選手権では若手に交じって9位タイと好成績でフィニッシュ。レギュラーでは18年11月以来の予選通過を果たしていた。その勢いで、同月下旬の北海道ブルックス MORE SURPRISE CUPで、悲願のシニアツアー初優勝を達成。久しぶりの美酒を味わうことができた。

日本シニアオープンでは、手嶋の後塵を拝したが4位でフィニッシュと好結果を維持。深堀も日本オープンのタイトルを獲得しており、ナショナルオープン二冠を目標としていたが、同い年の手嶋に先を越されてしまった。この悔しさはレギュラーツアーの舞台で晴らすしかない。

元来、ショット力には定評があり、そこにパッティングも復調してきたとあれば、スコアをまとめる力は一級品。主催者推薦で出場する今回は関係者の期待に応えるためにも、周囲に一泡吹かせる活躍を見せたいところである。

■谷口徹、藤田寛之も虎視眈々

手嶋と深堀同様に、虎視眈々とパナソニックオープンでの活躍を狙うのが谷口徹藤田寛之

谷口は、18年の日本プロゴルフ選手権を大会史上最年長の50歳で制し、ツアー史上10人目の通算20勝を達成した。シニアの年齢を迎えても、若手と同じ舞台で戦えることを自ら証明して見せる結果となった。9年には日本シニアオープンを制し、今年のスターツシニアと合わせてシニア通算では2勝しているが、今年のレギュラーツアーでは、関西オープンでの16位タイが最高順位となかなか結果を出せずにいる。

とはいえ、今季のラウンド平均パット数は「28.16」でツアー3位と、グリーン上での勝負はまだまだ引けを取らない。城陽カントリー倶楽部で行われた07年関西オープンでは8位タイと上位フィニッシュしており、コース相性も悪くないだけに、匠の技で大会を賑わせてほしいところだ。

また、23年連続で賞金シードを維持しているツアー通算18勝の藤田は、今季もフェアウェイキープ率は「63.65%」でツアー12位と精度の高いショット力は健在。19年の本大会では5位タイに入り、史上6人目となる生涯獲得賞金15億円を突破した思い出深い試合だけに、藤田寛之ここにあり、といった活躍に期待したい。

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文・SPREAD編集部


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