【オールカマー/追い切りジャッジ】秋に飛躍の期待がかかる有力馬に「A」の高評価 「プラスアルファの仕掛けを施せた」

■グローリーヴェイズ

【中間調整】前走は自身2度目の香港遠征で、クイーンエリザベス2世Cに挑戦。圧勝を収めた香港ヴァーズの再現とはならなかったものの、いい伸び脚を発揮して勝ち馬ラヴズオンリーユーに0秒1差、牝馬3冠デアリングタクトに先着する2着と好走を果たした。その後さすがに疲れが出たようで、国内上半期の大レースは見送り。ジャパンC、そして2勝目が懸かる香港ヴァーズ出走を念頭に、オールカマーから始動してくる。トレセンでじっくりと立ち上げるのいつものパターンに沿って、レース1カ月前の8月26日に美浦へカムバック。29日に坂路で脚慣らしをしたのが初時計だったが、ここでスパッと切れて海外遠征の疲れが抜けたことをアピール。以降、ウッドと坂路を併用し、順調に気配を上げてきている。当初は休んだ分、体に硬さが残っていたようだが、コース追いで序盤意識的にゆったり運び、ほぐすことに専念。この中間で初めてキツい負荷を掛けられた1週前の併せ馬では、外を回して準オープン馬をねじ伏せた。

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【最終追い切り】M.デムーロ騎手騎乗し、前後に馬を置いてのウッド3頭併せ。直線では2頭の間に入り、軽く気合いをつけられると、ひと際目立つ勢いで伸びる。外側のオープン馬がゴール手前で食らいついてきたが、それに呼応しギアをスッと上げていたのは好感。そのまま余力を残し最先着すると、鞍上が最後の味付けとばかり1コーナーまで気を抜かさないよう動かしていた。

【見解】硬さに関しては先週、今週の動きを見る限りまったく心配なし。今週M.デムーロ騎手が最後にプラスアルファの仕掛けを施せたあたり、体調の良さを鞍上が感じ取ったからこそだろう。この後はジャパンCが濃厚なだけに、ほぼお釣りを残さない仕上げで臨んでくるはず。海外帰り初戦となるが、万全と見ていい。

総合評価「A」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


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