【オールカマー/追い切りジャッジ】中山巧者の人気馬に最高評価「S」 豊富な乗り込みで「心肺機能は完全に練り上げられた」

■ウインマリリン

【中間調整】日経賞勝ちの勢いに乗り挑んだ前走の天皇賞・春。自身初の3000m級のレース、かつ外めの枠スタートでの距離ロスも災いして最後はさすがに厳しくなったが、それでも5着を確保してみせた。その後は秋の復帰を念頭に放牧休養。その間に、右肘に腫れがあったのも切開手術で取り除いた。放牧先で早い回復が確認されたことから、8月上旬と早い段階でオールカマーからの始動が決定。8月20日に美浦へ戻り、22日に坂路14-14で初時計、25日のウッドコース併せ馬で新馬相手に貫禄の動きと順調に滑り出している。9月15日に、1週前追いとしてウッドで横山武騎手を背に併せ馬。ここでは珍しく相手に見劣ったが、これは相手が走り過ぎたもの。5F66秒8(強め)は自己ベスト更新の数字だった。

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【最終追い切り】最終追いは助手騎乗で終い重点の内容。それでも道中リズミカルな走りで序盤からスピードに乗ると、ラストの仕掛けでスパッと切れた。単走とは思えない気合い乗りだったし、終始ブレのないバランスのいい走りにも好感が持てる。

【見解】時間を掛けて乗り込まれた成果で心肺機能は完全に練り上げられている。気持ち、走りのバランスという点でも2週前、1週前の併せ馬で万全なところを披露した。休養効果で体幹が春先よりしっかりしており、それが同じ負荷でもより速い全体時計や動きの鋭さに出ているようだ。これまで休み明けは走れなかった馬だが、今回は違いそう。抜群の仕上がりだ。

総合評価「S」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


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