大切にする「言語化できないもの」
「現場では分析やデータの研究がどんどん進んでいるにもかかわらず、ケガ人はどんどん増えています。そこに対して正直に僕が思うのは、“分析する方向が間違っているんじゃないか”ということ。結果が出ていないのに、結果が出ない方向へどんどん進んでしまっている気がするんです」
「BCエクササイズは、身体を動かしながらも日本の芸道の型のような要素を持ち、動いていながら瞑想しているような状態を要求されるトレーニングです。形だけなら簡単に見えますが、テーマを深めていくと多くの人が難しさを感じます。こうした取り組みを通して、“自分の内側に目を向けること”が重要になります。一つのことに取り組むと、その先にある三つ、四つのことが見えてくる。一つ一つのことを聞かないがゆえに、自分で気づく機会が失われていくこともあると思っています」
“身体への気づき”を促す新デバイス
「人間には、目に見えるものと目に見えないものがあります。パソコンでいうと、ハードとソフトのようなもので、フリーズを起こしてもハードは壊れていない。機械であればクリーンインストールして再起動すれば元に戻ります。でも人間は、人のことは分かっても、目に見えないものが自分の中にもあるにもかかわらず、自分のことは気づきにくいんです。そこにいかに気づいてもらえるか、ヒントになってくれないかと思って作ったのが、今回の『KINETIC LAB-LINK』です」
好影響が期待されるAI機能の搭載
「今回の『KINETIC LAB-LINK』は、僕の経験値をAIで個々に最適化して配信するというもの。ですから、“小さな僕がいっぱいいる”という感じですね(笑)例えば夢を追いかけているにもかかわらず、指導者が常にそばにいない人もいます。AIを育てていくことで、うまく機能しない原因は自分の中にあるということに気づく。そのヒントになればいいなと思っています」