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【プレミアリーグ】三笘薫、“赤い悪魔”撃破でFA杯決勝進出に導くか ブライトン勝利へカギ握る“スパイダー”との攻防

 

【プレミアリーグ】三笘薫、“赤い悪魔”撃破でFA杯決勝進出に導くか ブライトン勝利へカギ握る“スパイダー”との攻防
マンチェスター・UとのFAカップに挑む三笘薫(C)Getty Images

英プレミアリーグは23日(日本時間24日)、FAカップの準決勝が行われる。日本代表MF三笘薫が所属するブライトンは、クラブ史上2度目となる決勝進出をかけ、マンチェスター・ユナイテッドと顔を合わせる。今季リーグ戦でも好調を維持するブライトンが初タイトル獲得に向け“赤い悪魔”に挑むなかで、攻撃のキープレイヤーである三笘にかかる期待は大きい。

◆【実際の映像】三笘薫、リバプール戦では衝撃のゴラッソも 全4試合で得点関与のFAカッププレー集

■FA杯で見せてきた圧巻スタッツ

ブライトンは、開幕直後にチェルシーに引き抜かれたグレアム・ポッターの後を継いだロベルト・デ・ゼルビ監督のもと、後方からの丁寧なビルドアップを軸としたポゼッションサッカーで、今季躍進を見せてきた。プレミアリーグでは来季の欧州カップ戦出場を争う好位置につけ、FAカップでも4回戦で強豪リバプールを倒すなど、その魅力的なサッカーはイングランドでも高い評価を得ている。

その中心として大きな役割を果たしてきたのが三笘だ。カタール・ワールドカップ前にレギュラーポジションを掴むと、得意のドリブルを武器に徐々に頭角を現した。W杯後にはゴールを連発しスコアラーとして貢献すると、リーグ戦では7ゴールで香川真司、岡崎慎司の持っていた日本人最多ゴールを更新。相手のマークが厳しくなると周りを活かすアシスト役としても機能し、ドリブル、シュート、パスとそれぞれで新たな次元のパフォーマンスを見せ周りを驚かせている。

FAカップでも初戦となった3回戦のミドルズブラ戦で決勝ゴールをアシストすると、4回戦のリバプール相手には後半終了間際に左サイドからのパスを受け、相手DFをフェイクで交わし衝撃ゴラッソ。イングランド中を驚かせた三笘の勢いは止まらず、5回戦のストーク・シティ相手にアシスト、準々決勝のグリムズビー相手にもダメ押し点を決め5-0の大勝に貢献。4試合で2得点2アシストと全試合でゴールに関与する圧巻のスタッツでチームをベスト4まで導いてきた。

■中盤に各国代表のタレント擁する

ユナイテッドを相手にする準決勝でもゴールに関与する働きが期待される三笘だが、マッチアップが予想されるのがアーロン・ワン=ビサカ

“スパイダー”の異名を持つ25歳のイングランド人SBはウインガー泣かせで知られており、1対1の守備力においては世界最高のDFとも評される。一度振り切られてもスピードと巧みなスライディングでピンチを防ぐことができ、初対戦となる三笘とワン=ビサカの攻防はこの試合のひとつのカギを握るだろう。

ユナイテッドは今季就任したエリック・テンハグ監督のもと、リーグ戦では3位につけ、2月にはカラバオカップを制するなど、名門復活に向けて歩みを進めている。中盤には攻撃を組み立てるポルトガル代表MFのブルーノ・フェルナンデス、フィルター役でセットプレーにも強いブラジル代表MFのカゼミーロらタレントがそろっており、今季復調を見せたイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードというスピードとフィジカルを併せ持つアタッカーもいる。

ブライトンにとって超えるべきハードルは低くはない。

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