「そりゃ生き急ぐでしょ」本田圭佑の時間に対する哲学とは

5月16日、本田圭佑選手が表参道ヒルズで開催された「HUBLOT LOVES FOOTBALL Special Exhibition」開催記念イベントに参加した。

同イベントは2015年からサッカー日本代表にオフィシャルウォッチを提供しているスイスの時計ブランド「ウブロ」が開催した。

「時計」関連のイベントということもあり、本田選手が自身の「時間」に関する哲学を語るシーンがあった。

まず、「あまりテレビでは言ったことがないんですけれど、18歳。高校卒業してからもう15年くらい経つんですけれど、サッカーをやっていてここは辛いな、と思ったことがあった」と告白した本田選手。

どうやら、その辛かった経験とは、組織内で動くことの非効率さ、らしい。こう疑問を投げかけた。

「みなさん会社で働かれているのでその中で感じられていて、当たり前だろと思われるかもしれないんですけれど、組織、僕らだったらチーム。その決まりごとって結構効率悪くないですか?

これ必要あるのかな、みたいな。絶対皆さん思っているんですよ。これはルールだろ、で終わらせているけれども。僕もルールだから、ということで名古屋グランパス、オランダ(VVVフェンロー)、ロシア(CSKAモスクワ)、ミラノ(ACミラン)、メキシコ(CFパチューカ)まで、そう思って従ってきました」

時間だけは平等にありますよね?もう少しうまくやれば、1日をうまく使えるのにな、と最近思うんです。サッカーやっているときはあまり感じなかったんですよ。これは、日本代表の選手ですらそうです。なぜなら、結局組織にしか身をおいて活動していないから

「でも、いろいろ経験すると、なんかこう、これをもう少しこうしたら、1時間もう少し有意義に使えることがあるんじゃないかな、と。1時間が惜しいと思うことがあるし。そういう感じで最近は切り詰めて過ごしています」

本田圭佑さん

サッカースクール事業など含め、経営者としての顔も持つ本田選手。だからこそ組織の運営方法に疑問を持つことも出てきたのだろう。

本田選手によると、サッカー選手の練習時間は、せいぜいウォーミングアップを含めても3時間程度とのこと。睡眠時間を8時間として、食事にそれぞれ1時間かけたとして14時間。ということは、残りの10時間を何するか。この時間の過ごし方に意識を傾けているという。だからこそ、1時間の重みがある。

「1年で考えると、1日1時間作れたら3650時間。とんでもない時間になります。差が出ます。僕は人から生き急いでいると言われますけれど、そりゃ生き急ぐでしょ。いつまで生きられるかわからないし