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【MLB】大谷翔平“争奪戦”の行方を米メディアが予想 基準は「資金力」と「勝利への意欲」 全30球団ランキング

 

【MLB】大谷翔平“争奪戦”の行方を米メディアが予想 基準は「資金力」と「勝利への意欲」 全30球団ランキング
エンゼルスの大谷翔平(C)Getty Images

フリーエージェント(FA)となったロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平。今季の所属球団との交渉期間は6日17時(日本時間7日7時)に終了し、その後他球団との交渉が解禁される。

米スポーツ専門局『CBSスポーツ』でコラムニストを務めるマイク・アクシサ記者は「オオタニの新天地候補30すべてをランキング」と題して記事を掲載。メジャーリーグの全30球団を5段階に分けて順位付けした。

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■上位は資金力と勝利への意欲が高い球団が独占

大谷を獲得する可能性がもっとも高いグループには、10球団を選出。1位から順にロサンゼルス・ドジャース、ニューヨーク・メッツ、サンフランシスコ・ジャイアンツ、テキサス・レンジャーズ、シカゴ・カブス、シアトル・マリナーズ、トロント・ブルージェイズ、アトランタ・ブレーブス、ニューヨーク・ヤンキース、ヒューストン・アストロズとなった。

1位のドジャースについては「手短に言えば、彼らの求めるものが一致している。オオタニは勝って大金を得たいし、ドジャースは勝ちたいし、そのためには大金を払ってもいいと思っている」とし、「さらにオオタニが居心地がいいと思われる南カリフォルニアに留まることができる」とニーズが一致していると主張。「FAで100%確実ということはないが、今のところドジャースがもっともオオタニの獲得に積極的であることは間違いない」と大谷獲得に頭一つ抜けているチームだと指摘した。

2位メッツは「デービッド・スターンズ球団社長が率いる新しいフロントオフィスもあり、勝利への意欲も明確だ。財政的にはどんなオファーにも応じることができる」と大富豪オーナー、スティーブ・コーエン氏の懐事情も評価。「メッツが競争に参加することは間違いないし、オオタニもメッツを利用するだろう」と踏んでいる。

3位となったジャイアンツは「ポストシーズンへの復帰を強く望んでおり、先月ボブ・メルビン監督に交代した」と強い意志でスターを獲得に乗り出すだろうと指摘。その上で「オオタニにゴッドファーザー的なオファーを出すかもしれない」と巨額契約を切り出す可能性があるとした。

続く4位には、今季球団史上初のワールドシリーズ制覇を達成したばかりのレンジャーズを選出。レンジャーズは直近3年で給与を増額しており「オーナーが出費を惜しまない」点と、若手選手が多数活躍しているチームで「長期的な成功を見込むことができる」点で大谷に必要なすべてが揃っていると分析している。

5位には鈴木誠也所属のカブスが入り「上昇気流にあり、再建から脱却しフリーエージェントに費やす期間」とタイミングも最適で、「DHでオオタニの左に出る選手はいないし、25年のマウンド復帰も簡単だろう」と二刀流で活躍できる土俵が整っていることを指摘。6位のマリナーズは「ポストシーズンまであと1試合に迫った熱いチームで、DHに空きがあり、左のパワーバッターを必要としている」と即戦力としてのニーズが高く、「オオタニは以前のオフシーズンに太平洋北西部でトレーニングをしていたこともある」と追わない理由はないとした。

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菊池雄星が所属するブルージェイズは7位にランクイン。記事では「ブルージェイズほどオオタニのロースターに適したチームはないだろう」とし、DHに空きがあり、左打者を求める球団で二刀流として活躍するのに「完璧にフィットする」と7位に推した。

また大谷がメジャーデビューを果たした2018年から所属するエンゼルスは、18位となった。記事では大谷が残留すると考えるのは難しいとし、「彼らはオオタニのことをよく知り、引き留めたいと思っている。一方でオオタニは勝利を望んでいる。エンゼルスに戻る確率は0ではないが、非常に(ゼロに)近いだろう」と予想している。果たして大谷はどこの球団と、何年契約でどのような契約を結ぶことになるのだろうか。

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(A.Kudo/SPREAD編集部)