張本智和、林昀儒との激戦制し2勝 パリ五輪選考ポイントは「1位になるのが目標」と今後見据える【Tリーグ】

 

張本智和、林昀儒との激戦制し2勝 パリ五輪選考ポイントは「1位になるのが目標」と今後見据える【Tリーグ】
琉球アスティーダの張本智和 撮影:SPREAD編集部

ノジマTリーグ 2023-2024シーズン」は11日、大和スポーツセンターにて琉球アスティーダ対木下マイスター東京の試合が行われ、琉球アスティーダが3-2で勝利した。

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■アクシデントにも負けず

張本智和は2番手で登場し、及川瑞基相手に3-0でストレート勝ち。また、2-2で迎えたビクトリーマッチでは林昀儒相手に12-10で勝利した。

試合途中にメディカルタイムアウトを取った張本だが出血による軽傷を強調。コンディションについては「アジア競技大会で足をつってしまった。あれが表に出ただけでちょいちょいつりかける。それも体重だったり食生活だったりするので、やっとここで目が覚めた。ランキングが落ちてきたなかで危機感があった」と語る。

「WTTチャンピオンズ フランクフルト」でも戦った林昀儒とのビクトリーマッチについては「その日によって戦術は違うけれど、僕の打つボールと相手の打つボールに変化はない。むしろあの時より今日の方が良かったボールもある」と違いを述べた。

シングルス、ビクトリーマッチの勝利でパリ五輪のポイントを追加した張本だが、「2、3ポイントくらいは気にせずで10ポイント、20ポイントの勝負だと思ってる」と首位に立つ現状について言及。「今は戸上選手との差だけを見て、次の選考会でうまくいけば確定できるので、1位になるのが目標」と今後を見据えた。

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文●井本佳孝(SPREAD編集部)