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【MLB】メジャー2年目の吉田正尚に逆風 「左翼の守備は今ひとつで、DHとしても完全ではない」と地元紙が辛口評価

 

【MLB】メジャー2年目の吉田正尚に逆風 「左翼の守備は今ひとつで、DHとしても完全ではない」と地元紙が辛口評価
レッドソックスの吉田正尚 (C) Getty Images

メジャー2年目を迎える吉田正尚外野手(レッドソックス)について、地元紙『ボストン・グローブ』が17日(日本時間18日)、「守備は期待できない」と厳しい評価を下した。球団も外野陣のテコ入れを模索しており、吉田の起用方法についても変化が見られるかもしれない。

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■「外野陣のパワー不足は明らか」

地元紙『ボストン・グローブ』が掲げた見出しは「レッドソックスの外野陣は実際のパフォーマンスよりも思い込みに基づいて構築されている」というもの。思い込みとは、現実のプレーは高評価とは言えないが、奮起に期待して起用するしかない現状を表している。

記事は「ムーキー・ベッツ、ブラッドリー・ジュニア、アンドリュー・ベニンテンディといった球界最高の外野手が揃っていた時代はとうの昔に過ぎ去った」と嘆いた上で、「外野陣のパワー不足は明らか。レッドソックスにはもっとパワーが必要だ」と訴えた。

現時点で予想される先発は、右翼タイラー・オニール、中堅ジャレン・デュラン、左翼に吉田となっているが、同紙は吉田について厳しい指摘をした。

「2年目であることを考えれば、昨季のようにシーズン終盤に失速することはないだろう」としつつ、「左翼の守備は今ひとつで、DHとしても完全ではない」とバッサリ。「彼は昨季の打率が.289だったが、後半に下降した。本塁打は15本に終わり、それはフェンウェイパークで左打者としてDHに入ることを考えると物足りない。そのため、チームはDHを複数の選手で回すことを示唆している」と伝えた。

■デュバルとの再契約がベストか

レッドソックスは今オフ、FAになったテオスカー・ヘルナンデス外野手(マリナーズからドジャースへ移籍)やルルデス・グリエル外野手(ダイヤモンドバックスと再契約)の獲得を目指したように外野陣に満足していないことは明らか。

同紙はテコ入れ策として「昨シーズンわずか92試合で21本塁打を放ち、FAとなったアダム・デュバル外野手をチームに呼び戻すことがベストな選択だろう」と主張した。

デュバルは打撃面だけでなく、ゴールドグラブ賞を受賞した経験もあり、守備面での貢献度も高い。MLB公式サイトは加入した場合、右翼を守ると記した。そして、現在右翼に入ると予想されているオニールもゴールドグラブ受賞者であり、中堅も守れる。中堅に予想されているデュランは左翼がベストポジションとされており、もしデュバルの加入が実現すれば、玉突きで吉田が外れる可能性も出てくる。

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吉田は昨季、打率.289、15本塁打、72打点をマーク。一時期、新人王候補にも名前が挙がるほど活躍したが、後半に失速。地元メディアが指摘したように守備に不安が残ることは確かで、吉田としては得意の打撃で低評価を覆すしかない。

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文●SPREAD編集部