ボルチモア・オリオールズの藤浪晋太郎は13日(日本時間14日)、敵地でのシアトル・マリナーズ戦の延長10回に6番手として登板。1回を12球、3者凡退で締め、日米通じてキャリア初セーブを挙げた。最速は101.6マイル(約164キロ)だった。
◆【実際の映像】100マイル超え速球で押しきってキャリア初セーブ……藤浪晋太郎が好救援後に安堵の表情で捕手とハグを交わすシーン
■捕手と掴んだ初セーブに試合後はハグも
5-3の2点リードで迎えた10回、タイブレークによる無死二塁と緊迫した場面でマウンドに上った藤浪。先頭のディラン・ムーアに対しては3球連続ボールと制球に苦しんだが、捕手のジェームズ・マッキャンが声を掛けると、その後は3球三振に抑えた。代打マイク・フォードの打席では初球の直球が抜けて暴投し、1死三塁とピンチを招くも左飛に打たせてツーアウト。最後は フリオ・ロドリゲスを内野ゴロに打ち取り三塁走者を還さずゲームセット。
藤浪は日米通算11年目、233試合目にしてキャリア初セーブをマーク、勝利後には捕手マッキャンと抱き合う姿も見られた。全12球の投球内容は、9球がフォーシーム、3球がカットボール。この試合の最速球トップ5を藤浪が独占するかたちでゲーム終了となった。
これで藤浪は今季の成績を44登板5勝8敗1セーブ、防御率7.99とした。
◆【実際の映像】100マイル超え速球で押しきってキャリア初セーブ……藤浪晋太郎が好救援後に安堵の表情で捕手とハグを交わすシーン
◆藤浪晋太郎に聞く「テンパってたわけではない」 いきなり3ボールもしっかり修正 日米11年目初セーブ
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文●SPREAD編集部