張本美和 プロフィール
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主な経歴
これまでの歩み
両親が元卓球選手、兄が張本智和という環境のもと2歳から卓球をはじめると、小学生から全日本選手権のバンビ・カブ・ホープスの部を制して頭角を現す。2018年に開幕したTリーグでは10歳ながら木下アビエル神奈川の一員として名を連ね、19年の2月に最年少デビューを果たした。
2021年12月の世界ユースでは女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルス、女子団体で出場全種目制覇の快挙を達成。ジュニアの部で強さを見せつけると、シニアの国際大会にも参戦していく。23年には「WTTフィーダーアンタルヤ」、「WTTコンテンダーチュニス」で優勝し、世界ランキングを19位まで上昇させる。同年9月にはアジア競技大会に出場し、女子団体では銀メダル、木原美悠と組んだ女子ダブルスでは準々決勝で孫穎莎、王曼昱(中国)相手に金星を挙げて、銅メダルに輝いた。
パリ五輪の選考では後半戦にかけてダークホースとして台頭し、2023年11月の「全農CUP大阪」で早田ひなを下して選考会初優勝。さらに、24年1月の全日本選手権でも女子シングルス準優勝に輝くと、2月に団体戦に挑む3人目のメンバーとして五輪に初選出。その後も4月に行われた「ITTFワールドカップ」で銅メダルを獲得して世界トップ10入りを果たすなど、急成長を見せて日本のトップ選手に上り詰めた。