【ラグビーW杯】日本代表の“予選突破”条件は……29日サモア戦で「4トライ以上の勝利」なら決勝T進出へ優勢

ラグビーワールドカップ2023フランス大会の日本代表は日本時間29日、予選プール第3戦でサモアと対戦する。

日本は第1戦のチリ戦を42－12で快勝するも、第2戦のイングランド戦は12－34で完敗。サモアと日本は1勝1負の勝ち点「5」で並ぶも、得失点差で24点のサモアが2位、8点の日本は3位としている。

日本の予選プール突破条件をおさらいする。

◆8強進出へ“負けられない一戦”…日本vs.サモア、海外ブックメーカーの戦前オッズは？

■4トライ以上での勝利が欲しい日本

まず勝ち点は勝ち「4」、引き分け「2」、負け「0」、ただし7点差以内の負けは「1」となる。これにトライ4本以上を挙げた場合、勝敗にかかわらず勝ち点「1」のボーナスポイントが与えられる。

仮に、日本がサモアにボーナスポイントなしで勝利とした場合、2勝1敗で勝ち点「9」となる2位。ただし30日に行われるアルゼンチン対チリで、アルゼンチンがボーナスポイント「1」を獲得して勝利した場合、日本とアルゼンチンは2勝1敗の勝ち点「9」で2位タイとなる。

この時点で得失点差により順位が決まり、アルゼンチン対チリの内容次第では、日本は10月8日のアルゼンチン戦を前に窮地に立たされる。

▼日本がサモアに勝った時点

1位イングランド 3勝0敗（14）
2or3位アルゼンチン 2勝1敗（9）
2or3位日本 2勝1敗（9）
4位サモア 1勝2敗（5）
5位チリ 0勝4敗（0）

※（カッコ内）は勝ち点
※日本はボーナスポイントなしの勝利、アルゼンチンがチリにボーナスポイントありの勝ちで想定

日本はサモアに勝利が必須条件。ただし、世界ランク9位のアルゼンチンは、同22位のチリにボーナスポイントありの勝ち点「9」に乗せる可能性は高い。そこで日本はサモアにトライ4本以上で勝ち点「10」に乗せておけば、最終戦のアルゼンチン戦では、引き分け以上の結果で決勝トーナメント進出の可能性（サモアの勝ち点と得失点差次第）が出る。

なお、日本がサモアとアルゼンチンに連勝すれば無条件に決勝トーナメント進出が確定する。