【MLB】「将来に渡って優勝候補」大谷翔平、山本由伸を獲得したドジャースはA査定 米メディアが各チームの補強状況を“格付け”

 

【MLB】「将来に渡って優勝候補」大谷翔平、山本由伸を獲得したドジャースはA査定 米メディアが各チームの補強状況を“格付け”
大谷翔平(左)、山本由伸 (C) Getty Images

米スポーツメディア『CBS SPORTS』が2日(日本時間3日)、今オフにおける各球団の補強状況を査定した。最高評価の「A」を獲得したのはドジャース、ブレーブス、ヤンキース、ダイヤモンドバックスの4球団だった。

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■「グラスノーが付け足しのよう」

『CBS SPORTS』は各チームの補強状況に関して、中間査定を公表。大谷翔平投手、山本由伸投手というFA市場におけるトップ2を加えたドジャースは最高評価となる「A」を獲得した。

同メディアは大谷と山本について「彼らがどれほど優れているかは、コンディションが整っている時にはメジャー屈指の先発投手であるタイラー・グラスノーをレイズから獲得したことが、まるで付け足しのように感じられることからもうかがえる」と指摘。「ドジャースは昨年100勝したが、ポストシーズンでは勝てずに低迷した。しかし、今回の補強を踏まえれば、将来に渡って彼らを優勝候補にあげるのは十分公平なことだ」と主張した。

大谷、山本と立て続けに逃したヤンキースもA査定となった。記事は「ヤマモトの獲得に失敗したことが暗い影を落としている」としながらも「ブライアン・キャッシュマンGMは、若手有望株トップ3を手放すことなくフアン・ソトとトレント・グリシャムを手に入れるという良い仕事をした」と評価。「先発投手をもう1人加えたいところだが、オフシーズン全体を見た場合、特にソトのトレードについては満足できるものであり、彼らの努力に賞賛を贈る」と記した。

■トレードを有効活用したブレーブス

昨季104勝を挙げた最強軍団ブレーブスもA査定。チームはマリナーズからジャレッド・ケルニック外野手、レッドソックスからクリス・セール投手らをトレードで獲得。記事は「選手層が厚いチームの中でアップグレードできる方法は限られている」とし、交換トレードを駆使して的確な補強を実行したアレックス・アンソポロスGMの手腕を称えた。

また、同じくA査定のダイヤモンドバックスはエドゥアルド・ロドリゲス投手、エウヘニオ・スアレス内野手を獲得。これにより、ポイントとなっていた先発ローテーションの一角と三塁手をカバーした。記事も「ライバルたちほど派手な補強ではないが、全体として好感が持てる」と言及した。

ちなみに大谷が去ったエンゼルスは、最低評価のFに終わった。ブレイク・スネルやJ.D.マルティネスなど大物選手獲得の噂が出ているものの、これまでのところ目立った補強は皆無。記事は「オオタニがライバルへ移籍した現在、勝利も希望も持っていない」とにべもなかった。

まだFA市場にはビッグネームが残っており、この先の補強によっては査定も大きく変わるはず。日本のファンにとっては今永昇太投手、上沢直之投手の動向も気になるところ。まだまだ移籍市場から目が離せない。

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文●SPREAD編集部