横浜DeNAベイスターズ対読売ジャイアンツの3連戦が横浜スタジアムで行われる。DeNAは貯金4の3位、巨人は勝率5割の4位。今季対戦成績で巨人が11勝7敗とリードしている中、ゲーム差2で迎えるAクラス争いの直接対決となる。
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■26年ぶりの8連勝なるか
DeNAは1日の第1戦で先発する東克樹に注目だ。今季ここまで18試合に登板してリーグ単独トップとなる11勝(2敗)を挙げ、リーグ3位の防御率2.09をマークしている。
そして6月1日の楽天戦から現在7勝負けなしで、球団では1997年に現監督の三浦大輔がマークして以来26年ぶりとなる8連勝をかけてマウンドに上る。
今季の巨人戦は5試合で2勝2敗、防御率2.76。今季の「2敗」を喫した相手であるが、前回8月11日の対戦では8回7安打2失点(自責1)と好投。戸郷翔征に投げ勝って投手2冠へ向けて前進したい。
対する巨人での注目は、高卒ルーキーの浅野翔吾だ。今年7月8日に1軍デビュー、8月11日に1軍初安打をマークした期待のドラフト1位外野手は、8月18日の広島戦でプロ初本塁打を放つと、8月31日の広島戦では「1番右翼」でスタメン出場して2安打を放って見せた。
着実な進歩を遂げている中で、原辰徳監督の評価も高まっている。ファンの希望となっている男が、今カードでの爆発でさらに期待値を上げられるか。
首位・阪神、さらに2位・広島にも差を付けられたなか、3位と4位は僅差。今カードでの逆転もあり得る“負けられない”対決で、第1戦での「東vs.浅野」の対決実現はあるのか、その勝負の行方も注視したい。
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提供●Baseball Times